4周年感謝祭企画

「ページを辿ればそこは楽園??」



みなさまのおかげで、無事に4周年を迎えることが出来ますv
いつもいつもアリガトウございます。
今年も、そんな感謝の気持ちを込めて、企画を発生させてみました。
楽しんでいただければ嬉しいです。

ということで、今年の企画は、
「隠しページを探そう企画」です。

そのまんまですが、隠しページにある問題をクリアして、次の隠しページに辿りついて下さい。
各隠しページには、ショートストーリー(幻想水滸伝ONLY)が置かれています。
全部で隠しページは5つあります。





「いつもありがとうございます。こうしてご来店くださる皆様のおかげで、ついに4周年を迎えることとなりました。
 拙いながらも、こうして続けられたことを、今年も感謝を込めて祝いたいと思う次第でございます。

………………ん、こんなもんかな? 挨拶。
どーだ、俺だってこれくらいの挨拶くらい、やらせりゃ完璧なんだってば。」




(こそっと影から、挨拶している同僚を見守る、心温かい仕事仲間達)
「やらせないと完璧じゃないのは、完璧だとは言わないと思うんだけどね?」
「そうだね──でもまぁ、豚もおだてりゃ木に登るって言うけど、カッフェもおだてりゃなんでも真面目になるって言うなら、やらせるだけ、コッチが得するだけだし。」
「ゴールド──その言い方は流石に、困るな。」
「え、そうかな? カッフェにはお似合いだと思うけど。」
「いや、弟のおまえが、困った言動をするのは、兄として困る。」
「あ、出たわね、兄バカ発言! 結構下の人間には知られてないけれど、シルバーも相当のブラコンよね。」
「……実質、ゴールドを育てたのは俺だからな。」
「うん、だからほら、育つほどに兄さんそっくりになるでしょ、僕も。」
「…………………………。」
「くっくっくっ……風の四天王も、ゴールドには勝てないってわけね。」
「リヴァン……、おまえなぁっ!」
「あ、ほらほら、シルバー、ゴールド! ここは見逃せないわよっ!」
「え、何何?」




(片手にカンペを持ちながら、挨拶の続きをするカッフェ)
「えーっと──それで、このたび、いつも影でコソリと活躍している、俺たち「闇の世界の住人を探してください企画」をしようと思います。
 ……………………………………………………
 えーっと………………。
 ……つまり、どういうことだよ?
 俺は今ここに居るわけで……っていうか、普通に生活している分には、俺たち闇の世界の住人なんて知ってる人間居ないんじゃねぇのか?
 いいじゃん、いつも通り適当に、どっかの破壊坊とか、天然ボケボケ小僧とかに、日常の悲劇とかやらせときゃ。」

 ひゅぅぅぅーん…………
 かこん。
 ……………………どっごぉぉぉーんっ!



「あっ、凄いっ! 今、何も無い空間から、手榴弾が飛んできたわっ!」
「すげぇ……何も無い空間から、ああいうのを出すことが出来るのは、魔王様だけだと思ってた。」
「やっぱりカッフェって、どうしても墓穴掘るタイプなんだね……。」



「うわわっ!? なっ、なんだよっ、今の!?」
カツン。──ギリリッ。
「だわっっ!? 俺の手っ、俺の手を踏んでる……って、踏んで…………っ?」
 見上げた先、ニッコリと笑う少年の姿があった!
「…………誰が、破壊坊だって?」
「……………………そーゆーあんたと俺は、住んでる世界が違うはずじゃ……。」
「ああ、4周年記念だからね。」
「はうっ!? こ、ここ、どこっ!? えええーっ!? もしかして私、またまたテレポートに失敗しちゃったの!?
 うわーっ! スイさん、すみません〜〜っ!」
「気にしないでいいよ、ビッキー。ちょうど良かったから(笑顔)」
「って、あんたっ、ちょうど良かったって、何っ!? つぅか、何、その笑顔っ!?
 なんだかとっても、うちの魔王様の笑顔にそっくりなんすけどっ!?
 そう、それは、あえて例えて言うなら、ついウッカリ儀式に必要な蝋燭を、ペットのイフリートとじゃれてて全部溶かしちゃったときに、その蝋燭を仕方なく光の宮から借りて来なければならなくなったときの、そりゃもう、魔王様の「誰でもこういう失敗はあるもんだ」という、心にも思ってないことを口にするときの笑顔っ!」
「え? そうかな? そんな風に見える?」
「バッチリ見えます!」
「ということは──カッフェさん、でしたっけ?
 あなた、自分がそういう笑顔を向けられる原因を口にしてしまったと……理解してるってこと、ですよね?」
「はっ!?」


「あー……あっさり誘導尋問に引っ掛かるどころか、自分から墓穴掘ってるよ、アイツ。」
「さすがカッフェ。僕は絶対見習わないようにしーよぉっと。」
「そうね、あれは見事な、単純細胞と言うから、真似すると、人生崩壊してしまうから……。」
「あ、すごい……あの少年。あそこまでヤルっ!?」
「僕ら闇の宮の人間でも、さすがにあそこまで……うわっ、ちょっ、アレってあり!?」
「あらあら、彼、流石は魔王様のお気に入りだけあるわね。
 いじめて君のお気に入り代表と、いじめる君のお気に入り代表が集うと、ああなるのね……。」
「って、リヴァン、ノンビリしてないで、止めたほうがいいんじゃないのか?」
「…………誰が?」
「……………………え、僕、嫌だよ、兄さん?」
「俺も嫌だぞ──。」
「まさか、私にお願いするってことは、無いわよね、二人とも?」
「…………………………。」
「…………………………。」
「…………………………。」

「うわーっ!? うわっ、うわっ、うわっ! って、ちょっとま……キャインッ!」

「……………………困ったときの、侍女頭アルタミラ様頼みってことで、どうかな?」
「あ、兄さんナイス!」
「──そうね、それで行くしかないかしら? アルタミラ様なら、魔王様付きの女官頭を長年勤め上げているんですもの。
 きっと、彼の機嫌も、卒無く……。」
「無理ですわよ、さすがに。」
「って、うわぁっ!? アルタミラ様っ!?」
「い、いつのまに後ろに……っていうか、後ろを取られても気付かないって…………、俺たち、一応闇の宮の四天王だぞ!?」
「アルタミラ様──それは、どういう意味ですか?」
「カッフェ殿の不用意な一言によって、彼の機嫌を損ねてしまったのなら、やはりカッフェ殿自身が、その身をもってあがなうのが正しい形だと思いますわ。」
「……なるほど、それは確かに説得力あるかな? それじゃ、カッフェには、何時ものことってことで、諦めてもらうしかないのかな。」
「不用意に首を突っ込んで、あの拷問領域に入るのは嫌だしな。」
「これで、カッフェがMの道に目覚めないといいのだけどね……ふぅ。」
「……あら? あの少年、ナカナカの道筋……スカウトしようかしら? うふふふ。」
「って、ちょっとちょっとアルタミラ様!? それ、シャレになりませんよ!?」
「うふふ、冗談ですわよ。
 さぁ、それよりも、私達には、今からせねばならないことがあるでしょう?」
「?」
「??」
「……ああ、そういえば。」
「カッフェの説明が、まだ途中でしたから、それを引き継ぎましょう。」
「って言うと、4周年記念?」
「ああ、4周年記念に何をするかって話? そういえば、カッフェが言いかけてたけど。」
「ええ、そうです。」
「私達闇の宮の人間を探せって事は──つまり、てっとり早く言うと、
 隠しページを作ったから、探してね
 ってことよね?」
「流石は水の四天王、リヴァン様。
 カッフェ様と違って、ご理解が早くていらっしゃる。」
「…………それだけのために、カッフェ、ああいう目に?」

「って、すみません、すみませんスイ様っ! もう、もう絶対に破壊坊だとか、鉄の魔王様とか言わないですからーっ!」

「……………………それじゃ、長々とお付き合い、ありがとうございました。
 この放送は、当ホームページの主要砦、隠されたる都、闇の宮の四天王がお送りしました。」
「結局、詳しい内容の事が書かれてないのかよっ! と思った方、すみません。
 カッフェが真面目に司会役をしてくれないから……全く。」
「最後に一言だけ。
 最初の隠しページは、このページにありますのよ。」


※彼等は誰!? と気になる方は、オリジナルノベルの「DARKMAZE」をごらん下さい