1 あなたの名前を教えてください |
サントハイムの神官をしております、クリフトと申します。 本日はよろしくお願いいたします。 ユーリルです。 ……て、何でクリフト、そんなにかしこまってるの? どうしてって……そういうもの……でしょう? ふーん。 |
2 年齢は? |
私は……今年20歳になります。 僕は、今年で18になったところ。 |
3 性別は? |
……男です。 男。 |
4 貴方の性格は? |
頑固で融通が利かなくて、生真面目なほうだと思います。 ──あと、少し……臆病ですね。 やるときはやる性格だと思うけど、基本的に末っ子体質の甘えん坊……かな。 思い切りの良さは、我ながらなかなかだと思う。 |
5 相手の性格は? |
そうですね……判断力に優れていて、人を引っ張っていく魅力があると思います。 あと、──さびしがりやですね……。 人の心の痛みをよく知っています。 よく気がついて、まじめで頑固。で、やさしい。 自分のことをそっちのけにして、いつも回りの人のことばかり考えてる。 時々、イヤになるくらい、僕のことを後回しにしてくれる──ま、それだけ僕に心を許してるってことだと思うけど、さ。 |
6 二人の出会いはいつ?どこで? |
ミントスで──あの……恥ずかしながら、私が旅の疲れで倒れてしまったところを、助けて頂いたんです。 その節は、本当にお世話になりました、ユーリル。 懐かしいなー……あれが運命の出会いってワケだ。 普通の物語のパターンだよな? ……はい? 何がですか? だから、お姫様が倒れているのを、王子様とか勇者様が、キスで目覚めさせるの。 ──ま、パデキアの根っこを飲ませたのはアリーナだけどさ。 ぇっ……ま、まさか……パデキアを……アリーナ様が、く、口移しで……っ!?///// …………違うから、ソレっ。普通に、違うからーっ!! ──何を怒ってるんですか、ユーリル? 怒るだろっ、普通はっ!! |
7 相手の第一印象は? |
こんなに若いのに、勇者なんですね……と思いました。 それだけー? えーっと──あと、そうですね、アリーナ様と同じ年くらいなんですね、とか。 それ、さっきと感想が同じじゃん、クリフト。 立派な剣を持っていらしたので、アリーナ様が組み手相手が出来たと喜ぶでしょうね、とか。 ………………………………。 あと、とても綺麗に笑う方だと思いました。 なんか最後が取ってつけたような気がしてならない……僕は非常に不満だ。 え、だって……ユーリルは、私が立ち上がれるようになったとき、自分のことのように喜んでくれたでしょう? あの時──本当に嬉しかったんですよ、私。 ──……ふーん。 ま、第一印象って言う点でいったら、僕もあんまり大差ないかな? なんか具合悪そうな人だな、とかしか思わなかったし。 死にそうって聞いて……そうそう、クリフトさー、あの時も寝言で姫様、姫様って言ってたんだぜ? 覚えてる? えっ……そ、そうなんですか? いえ……その……覚えてはいないですけど──たぶん、私ならそう言っていただろうとは、見当くらいはつきます。 ほんっと──そう。 神官って言うから、どれだけお堅くてナヨナヨしてるんだろうって思ってたけど……姫様のことが大事なんだなー……って、思ったよ。 ──────────まっさか、自分がココまではまるとは、思ってなかった…………。 は? 何か言いましたか、ユーリル? なんにも言ってませーん。 |
8 相手のどんなところが好き? |
……やさしいところ。 ユーリルは、本当にやさしくて、一生懸命で──私は、そんな彼が彼であるところが、全て好きですよ。 ぅわ〜…………ぅわ、うっわー…………ど、どうしよう………………っ。 ユーリル? なんか僕って、もしかしてもしかしなくても、結構、愛されてたりするっ!? ……なっ、何を言ってるんですか、いまさらっ! ──あ、うん、ごめん。 ……僕も、クリフトだから、好き……かな? 僕のことを、全部受け止めてくれたところが、一番、好き。 |
9 相手のどんなところが嫌い? |
始末に終えないところですね。 なんだよ、それはっ!? 何度言っても反省してくださらないところとかも、困ったものですよね? 先日も言ったとは思いますが、女性と二人っきりになるときは、きちんとドアの隙間をあけて置くこと──! それが、女性に対する礼儀だと、何度も何度も言ったじゃないですか? え──あー…………してなかったっけ、僕? してませんでした。 特に、アリーナ様はサントハイムの王女殿下であらせられます。 この点には、本当に注意して頂かないと困りますよ、ユーリル。 ……………………クリフトの、こーゆーことが嫌い。 ──ちぇっ、嫉妬かと思いきや、結局アリーナ絡みだもんなー。 僕とこうなっても、クリフトはアリーナから離れやしない。 ────……ユーリル…………その……私は、初めにも言ったと思いますけど──。 私にとって、今の私を形作ってくれたのが、アリーナ様ですから…………。 あの──でも……小言がイヤだというなら……なるべく、言わないようには気をつけます。 分かってる。……分かってるよ。 僕がシンシアのことを切り離せないのと同じくらい、クリフトにとって、アリーナを思う気持ちが自分の中の一部だってことくらい、分かってる! ……クリフトが小言を言うのは、僕のことをちゃんと見てくれてるからだって知ってるし、──そりゃ、時々はうんざりするけど……。 でも、それはいい。 クリフトが、僕のためを思っていってくれてることだって、分かってるから。 ユーリル……。 …………一番優先してくれなくても、クリフトが僕をちゃんと好きなのは、聞いたから。 それでいい。 |
10 貴方と相手の相性はいいと思う? |
そう……ですね。小言ばっかり言っている身からしてみれば、価値観とかが合わないことはありますけど、基本的にいいと思いますよ。 普通に会っていたら、友人になっていたかどうかと言われると分かりませんけど──でも、一緒に居て苦痛に思うことはありません。 そうだなー……普通に会ってたら、多分僕も、クリフトみたいなタイプは避けて通ったと思う。 でも今は、クリフトが居ないと生活できそうにないって思うから……うん、これでよかったんだよな。 |
11 相手のことを何で呼んでる? |
ユーリル。──時々、さん付けで呼びます。公式の場とかでは──殿、をつけますけど。 あ、それイヤ。 クリフトが、「さん」付けで呼ぶときは、大抵怒っているときとか、一歩退いて接しろ、って言うときなんだ。 さらに「殿」になると、もう手がつけられない感じ。 |
12 相手に何て呼ばれたい? |
クリフト──でいいですよ、別に? ほかに呼ばれ方なんてないですし。 僕も、ユーリルでいい。クリフトの呼び方、すっごく好きだし。 |
13 相手を動物に例えたら何? |
ユーリルは……猫、かな? ときどき気まぐれなのに、甘えたがりなんです。 そうそう、クリフトの膝の上で丸くなるのも好きだしなー。 ………………いえ、あの……それは関係ないと思うんですけど。 んー……クリフトは、何だろ? ……象とか、そういうやさしい動物っぽいかな? 何かないかな? 僕、サルとか鳥とかとは良く接してたんだけど、森の中の動物以外は知らないしなー。 ユーリルは、私のことを買いかぶりすぎですよ……もう。 |
14 相手にプレゼントをあげるとしたら何をあげる? |
ユーリルにプレゼント……ですか? そうですね……手袋──かな? 皮手袋がそろそろ擦り切れてきたみたいですし──あ、でもそれを言えば、ブーツがそろそろ買い替え時っぽいですよね。 でも、シャツの裾もほつれてきていたし……。 なんか会話だけ聞いてると、僕らって熟年夫婦って気がするよなー、クリフト♪ …………何言ってるんですか………………。 そんな呆れなくてもいいのに……えーっと、僕なら、なんだろ? クリフトの好きそうなもの──というよりも、アリーナに見せ付けるためだけの証をやるかな? は? ……どういうことです? 例えば……クリフトの左手の薬指に、僕とおそろいの指輪……とか? ……………………。 |
15 プレゼントをもらうとしたら何がほしい? |
何もいりません。──ただ、ともに居られる時間が、少しでも長ければ……私はそれで十分です。 僕がクリフトに貰うの? んー……なら、もう少し一緒に居られる時間が欲しいかな? いつも一緒にいると思うんですけど? ほとんど宿の部屋は一緒ですし、戦闘時も私は戦闘メンバーに入っていますし。 宿に居るときは、いっつも疲れてるし、壁が薄いじゃん。 …………なっ、な、何言ってるんですか、ユーリルっ!! それに、戦闘時は、クリフトはいっつもアリーナばっかり気にしてるし。 それは──アリーナ様は、防御が低いのに、すぐに敵の中に突っ込んでいきますから、心配なんですよ。 ──ユーリルたちは、しっかりと鎧を身に着けてますし、ユーリル自身も回復魔法を使えますから……。 それでも──たまには、やっぱり、クリフトからベホマくらい、かけてほしいな。 ………………戦闘後、いっつもねだりに来るじゃないですか。 うん──やっぱり、もらえるプレゼントって、それくらいかな? |
16 相手に対して不満はある?それはどんなこと? |
不満……というわけではないのですが──その、できれば………………。 ……アリーナ様やマーニャさんたちと、そんなにくっつかないでほしいかな、とは……思います。 特に、アリーナ様とっ! 途中までは、嫉妬してくれてるのかなー、って思うんだけど。 クリフトの場合、僕に嫉妬してるのか、アリーナに嫉妬してるのか分からないんだよなー。 僕を選んだんだから、いいかげん、アリーナのことを忘れてくれたら……って思うこともあるけど、でも、アリーナのことが好きなクリフトも好きなんだから、これがまた始末に終えないんだよな……あーあ。 |
17 貴方の癖って何? |
癖、ですか? そうですね……手を後ろで組む癖があります。 なるべくコレは直したほうがいいと思うのですが──どうも神学校時代の癖で、抜けないんですよね……。 あれ? あれって癖だったんだ? ええ、神学校時代、起立のときとかは腕を後ろに組むんですよ。 それじゃ、すぐに剣が抜けないじゃん。 ──そのために、後ろで手を組むんですよ。 あ──そっか、そういうことか。 でも、普通の人から見ていたら、すごく偉そうに見えるらしくて……直そう、直そうとは思っているのですが──染み付いた習性はなかなか直らなくて、困ってるんですよ。 そうなんだ……クリフトでも困るんだ。 ふーん……でもまぁ、習性が直せないってのは分かる気がする。 僕も、なかなか村に居た頃の癖、直らないもんなー。 ……ユーリルの、癖、ですか? うん、シンシアの癖が移ったんだけど──考え事するときに、草を編み込んじゃうんだよ、僕。 華冠作ってたときの癖で。 …………ソレは…………なんともいえない癖ですね。 うん。結構困る。 |
18 相手の癖って何? |
気付くとアリーナを見ているところ。 ──あの……それは、癖なんですか? だって、なんでもないときでも見てるじゃん、いっつも。 ……それは、アリーナさまが私の主君であらせられるわけですから、それで、常にアリーナ様を見るようにしているだけで、別に癖というわけじゃ……。 でも、無意識に視線で追ってるんだから、癖は癖だろ? ──はぁ、そう……ですね。(なんだか納得してない感じ) …………(まぁ、分かってないから癖なんだろうけどさ)。 そういうユーリルは、時々爪を噛みますよね? ──え、そう……だったっけ? ええ、何度言っても直りませんよね、ソレ。 ……………………努力します。 してください。 |
19 相手のすること(癖など)でされて嫌なことは? |
しょっちゅうアリーナを優先すること。 それは──ですから、私の主君なわけですし。 あと、僕よりも先にアリーナを回復するとこ。 時と場合によって、使い分けているつもりでは──ありますけど……すみません、条件反射なので…………気をつけます。 そうしてください。──で、そういうクリフトは、僕にされてイヤなことってある? ──────ユーリルにされて、イヤなこと、ですか? あるよなー? しょっちゅう怒られてばっかりだもん、僕。 ……いえ、ありませんよ? …………えっ、ウソっ! ウソって──本当ですよ? それは確かに、怒ってばかりかもしれませんけど……でも、本当にイヤだと思ったことは、一度もありませんよ。 |
20 貴方のすること(癖など)で相手が怒ることは何? |
しょっちゅう色々怒られてるよな、僕? 何がどれでなぜ怒るのかサッパリなときもあるけど、たいてい怒られるのは、アリーナと一緒に居るときだな。 それは、ユーリルも姫様も、何度言っても同じことばかり繰り返すからです。 よろしいですか、ユーリル? アリーナ様はとても気さくな方であらせられますが、それでもサントハイムの王女殿下であり、第一位王位継承者であらせられます。しかるべきときには、しかるべき相手の方とご婚礼を挙げられ、後にはサントハイム王家──ひいてはサントハイム国そのものをその肩に背負い立たれる方であらせられます。つまりは…………。 あー、はいはいはいはい。アリーナに必要以上に触ったり、くっついたり、抱きついたり、あーんってしたりするなって言うんだろっ! 分かってるってばっ! もー……僕もアリーナもそういう感情は無いって言ってるのに、まだ信用してくれてないんだ、クリフトは? ──っていうか、結局アリーナばっかりなんだ。 そういうわけではないんですけど……ユーリルは、いつも私が姫様とのことをお説教すると、そうやって拗ねますよね………………。 ………………私が口うるさく怒るのは、ユーリルと姫様が仲がいいからこそ、お二人が、他の異性にも油断をなされてしまうことを、心配しているだけなんですけど………………。 |
21 二人はどこまでの関係? |
普通に聞いてれば、保護者と庇護者って感じだよなー。 ──ぅわっ、自分で言っていて落ち込んできた。 そうですね……兄弟のようにも見えるといわれますけど──でも、仲間で、友人で……それ以上の関係だと、思います。 |
22 二人の初デートはどこ? |
初デート…………?? しましたっけ? しただろーっ! ほらっ、モンバーバラでっ、二人で一緒にーっ! え、いえ、あれは単にマーニャさんを探しに行っただけじゃなかったでしたっけ? ──あ、そういやそうだったっけ。それじゃ……えーっと……そう! ハバリアでっ! あれは単に、酒盛りを始めた酒場から、あなたと姫様を私が連れ出しただけですよ。 ………………アレ? アレアレ? …………じゃ、僕とクリフトが二人っきりで抜け出した最初の日って、イツ? ──あぁ、そういう意味でしたら、多分海岸の村だと思いますよ。 ほら、一緒に渇きの石を見つけたじゃないですか。夜の浜辺で。 ────────………………あぁ、アレ…………って、アレもさー……二人っきりだけど……二人っきりだけど、なんか違う二人っきりだったよな………………。 |
23 その時の二人の雰囲気は? |
サントハイムに向かう直前で──とても緊張していたのを、ユーリルに励ましてもらったんです。 姫様が見て分かるほどに気落ちしていて、でも──私もそれになんと声をかけたらいいのか分からず、夜の浜辺に出て頭を冷やしてたんです。 そうそう、クリフトったら、海岸の眼の前で祈っててさ。 なんか寒そうだったから、持ち出したクリフトのストールをかぶせてやったんだったっけ。 ……星が綺麗だったな。 でも、ユーリルも微かに震えてましたよね、あの時。 ……言うなよ……僕だって、怖かったんだからさ。 |
24 その時どこまで進んだ? |
友達になれる、と──初めてそう思いました。。 えっ、何っ!? クリフト、あの時まで僕のことを友達だと思ってなかったのかよ!? だって、ユーリルはそのときまで、勇者様だと思ってましたし──私はずっと、あなたをユーリル殿、だとか、ユーリルさん、って呼んでいたんですよね? ──あぁ、でも、ユーリルをこうして呼び捨てに出来たのは、やっぱり……あのサランの夜なんでしょうね。 ハイハイ。なら、初デートはそのサランの夜にしておこうよ? だって、あの時じゃん? ファーストキス。 ──────────………………私は記憶にないんですけどね…………酔っ払い……っ。 あぅ……っ。いや、だってアレはさーっ、とりあえずマーニャとミネアの敵討ち祝いだったわけだしーっ!? |
25 よく行くデートスポットは? |
デートスポット、デートスポット…………どこ? どこって言われましても、旅の身ですしね……あぁ、でも町につけば、必ず一緒に行くところはありますよね。 飯屋? でもアレは、みんな一緒じゃん。 そうじゃなくて──教会に。 …………………………いや、あれはデートって言うか………………。 あぁ、でもまぁ、たまにはクリフトと二人っきりになりたいって着いて行くわけだから、デートと言えばデートか。 なら、教会ってことで。 |
26 相手の誕生日。どう演出する? |
ユーリルの誕生日ですか──……本来なら、ユーリルが生まれたことを祝いたいところですけど、少し事情がありますからね…………。 クリフトの誕生日は、盛大にパーティしてやるよ、もちろん。 二人っきりでっていうのもいいけど、やっぱりみんなでワイワイしたいしね──ま、この日くらいは、アリーナと二人で喋ってても、赦してやる。 ──どちらかというと、あなたと姫様が一緒にくっついていそうですけどね。 えーっ、そんなことないぜ!? はいはい、そーいうことにしておいてあげます。 |
27 告白はどちらから? |
告白。……あったけ、そういうの? ────────────………………覚えてないなら、それでいいですよ? えっ、あったんだっ!? ウソっ、イツっ!? なぁなぁ、イツだよっ!? 内緒です。 |
28 相手のことを、どれくらい好き? |
今──クリフトが居なくなったら、すっごく困るくらいには、好き。 また微妙な表現ですね……ユーリル。 そうかな? でも、クリフトが居てくれて、本当に助かったと思ってるよ。 ──どうしようもなくても、泣いてもいいってこと……教えてくれたのは、クリフトだからさ。 だから、僕は、クリフトが居なくなったら、困るかな? 途方に暮れるな、きっと。 必要とされているのが、とても嬉しいと思うくらいに、好きです。 |
29 では、愛してる? |
それは微妙。 ──……ですね。 |
30 言われると弱い相手の一言は? |
「ちょっと、お時間ありますか、ユーリル?」 かなー……もう、怒られるのか、誘われてるのか、ドッチなのか非常に悩む。 怒られるって……誘うって…………それじゃ、何ですか、ユーリル!? 私があなたと二人っきりになるのは、そういう時しかないってことですか? いや、そういうわけじゃないけど、クリフトから二人っきりになろうと誘われるときは、だいたい怒られるとき。みんなもそう思ってるし。 ──────………………頭痛が…………。 |
31 相手に浮気の疑惑が! どうする? |
いや、クリフトに限ってはないから、絶対。 言い切りましたね……。 うん、言い切った。クリフトもそうだよなー? ……………………ユーリルの場合は……疑惑だけは、山ほどありますから……今更ですね。 えっ、何、それっ!? 僕ってすっごく潔白じゃん!? そう思うなら、勝手にどうぞ? |
32 浮気を許せる? |
絶対ヤだな──だって、浮気ってことはさー、クリフトが僕以外の人を見るだけじゃなくって、体も重ねちゃうってワケだろ!? ──うわ、ダメっ、絶対、僕はダメっ!! ………………私は──あなたが望むなら、お好きなようになさってくれても、結構ですよ? クリフト……愛を感じないよ? ──選ぶのは、ユーリルですから。 |
33 相手がデートに1時間遅れた! どうする? |
何かあったのかな、とか、色々考えて、『あぁ、多分アリーナに捕まってるんだな』で終わる。 うん、たいていクリフトが約束に遅れる理由はアリーナだ。 ──はい、すみません……あの、時間前に着こうとは思うのですが、そういう時に限ってアリーナ様が……。 別に怒ってないよ? 僕との約束の1時間前だって言うのに、アリーナに頼まれてお茶会に付き合ってようとも! ほーんと、クリフトは主君が大事なんだなー、って思うくらいで? ──あぁ、初恋の姫君でもあるもんなー? ……棘を感じるので、言い返せませんけど。 ────なんだかんだ言って、ユーリルは時間に正確ですよね? ん、うん……時間に遅れると、シンシアがうるさかったし……。 それに、別に僕も、言うほど怒ってないよ? 呆れてるくらいで。 ………………う。 ──いつもクリフトは、時間よりも先に来てくれているしね。 |
34 相手の身体の一部で一番好きなのはどこ? |
私は、ユーリルの髪と目が凄く好きです。綺麗ですよね? 普通の人みたいなこと言う。僕はクリフトの困った顔が好きかなー。 ………………いえ、あの、この設問は、体の一部ですよ? 困った顔もクリフトの一部じゃないか? それはそうですけど……。 |
35 相手の色っぽい仕種ってどんなの? |
珍しく悩んだ顔をしているときに、首に手を当てるところとか──じゃないですか? 珍しく悩んだ顔って何さ? いえ──ユーリルは基本的に、人前で悩む顔を見せないじゃないですか。……頼りないのは分かってますけど、もう少し頼ってほしいですね。 頼りなくなんかないよ……いつもクリフトには助かってる。うん、助けられてる。 でもさ……クリフト、頼みがあるんだけど。 はい? ……あのさ二人っきりじゃないときに、そうやって……僕を覗き込むのって、できれば勘弁してほしい……頼むから。 …………は? …………恥ずかしい…………っ。 |
36 二人でいてドキっとするのはどんな時? |
……時々ユーリルが、ふと真剣な目をして私を見ている時があるんです。そういうときは……ドキッとしますね──なんだか、知らない男の目みたいで。 僕は別の意味でドキドキする……なんか、クリフトがジーッと僕を見てくると、僕は何かしでかしたんだろうとか、落ち着かないっていうか……っ。 まるでそれじゃぁ、私がしょっちゅうお小言を言っているようじゃないですか。 結構、そうじゃないか〜! ──そうでしたっけ? |
37 相手に嘘をつける? 嘘はうまい? |
私、は……ウソは苦手ですね。 でも、クリフトって優しいウソは得意だよな? ニッコリ笑って、ウソ、つけるじゃん。 ──そう、ですね……そうかもしれません。 ユーリルは、ウソは苦手ですよね? たとえどういう類のものでも。 苦手っていうか──うん、すぐにばれるかな。 |
38 何をしている時が一番幸せ? |
一緒に居るとき? なら、何もしてないときが一番幸せかな? ボーッって一緒の部屋に居て、なんだか普通に居るとき。 そうですね……私は、お祈りをしているときが一番幸せかもしれません。 ──えっ、クリフトは僕と一緒の時が幸せとか、そういうんじゃない!? …………幸せ、というのは少し違うと思います。なんというか……祈っているときほどは、落ち着きませんから。 あ──でも、もちろん、好きですよ? ユーリルと一緒に居るのは。 ──────がーん。……もっと頼られるように、頑張ってみようっと。 いえ、ですから……そういう問題じゃなくって、ですね………………。 |
39 ケンカをしたことがある? |
ケンカ……と呼べないようなケンカなら、何度か。 うん、言い争いとかはしてるよな? |
40 どんなケンカをするの? |
殴りあったりすることは無いです。──あ、でも一度ユーリルに殴られたことはあります。 あれは、クリフトが無茶ばっかりするからだろっ! 自分の怪我を優先しろって言ってるのに、僕やアリーナばっかりベホマするから……っ。 当たり前じゃないですか。私はギリギリでも間に合いますけど、お二人はほんの一瞬の判断が命を奪うような場所で戦ってるんですから、最優先して当然です。 ……〜もーっ、だから、僕もアリーナもっ! ……クリフトが痛いのがイヤなんだよ……っ。 |
41 どうやって仲直りするの? |
普通に謝ります。自分が悪いと思ったら、普通に。 うん、僕もすぐに謝るかな? ──あ、でも、今のところ、クリフトの優先度のに関しては謝るつもりはないから。 …………心配してくれるのは嬉しいんですけど……私のことばかり気にして、ユーリルこそ、怪我をしないで下さいね……本当に。 |
42 生まれ変わっても恋人になりたい? |
んー……生まれ変わりって言うよりも、僕は今を大事にしたいな。 そうですね──生まれ変わらないと幸せになれない、とかそういうわけじゃありませんしね。 私も今の方が大切です。 |
43 「愛されているなぁ」と感じるのはどんな時? |
アリーナがクリフトに愛されてるなぁ、って思うことはしょっちゅうあるけど、僕が愛されてるなぁ、って思うときは…………。 んー…………んんー………………。 …………そんなに悩むようなことですか? えっ、うーん──口にしてもいい? どうぞ? ──……二人っきりで居るとき、甘やかしてくれるのと、無条件で僕を招き入れてくれるとき。 ────────? そんなに口にするのに悩むようなことなんですか、それが? …………あ、やっぱり分かってないか。ま、いいけど。 そういうクリフトは? 僕に愛されてるなー、って思うときってある? ……マーニャさんやミネアさんたちにも見せないような顔を、見せてくれたとき……ですね。 ユーリルは、重い物をその背に背負ってばかりいますから……もっと、頼ってくれて、弱音を吐いてくれてもいいんですよ。 受け止めきれないかもしれないけど──でも、少しでもあなたの心の負担を退けたいと思う心は、本物ですから。 |
44 「もしかして愛されていないんじゃ・・・」と感じるのはどんな時? |
アリーナばっかり優先するとき。 この間なんて、僕が風邪で寝込んでいたのに、クリフトのヤツ、アリーナと一緒に買い物に行ったんだぞっ!? えっ、だってアレは、ブライさまとトルネコさんがユーリルの世話を見ていてくださるって言うから。 言うからって、言うからって……だからって、普通、同室の恋人置いて他の女と買い物に行くのかっ!? でも、アリーナ様がユーリルのために、体にいい果物を買いに行きたいといいますから……私もついでにユーリルのクスリを買いに行こうかと思ったわけですし。 ついで…………うん、まぁ、わかってたけど……結局クリフトの第一って、アリーナ、なんだよなー………………。 ユーリル? あの……どうかしました? …………ううん、なんでもない。 |
45 貴方の愛の表現方法はどんなの? |
……………………普通、だと思いますけど? 普通……うん、そーだな、クリフトの場合、アリーナ相手には見え見えだよなー。 ……ってことは何? 僕は結構愛されてない? ──いまだに誰にも気付かれてないってことは、そうなのか…………。 ユーリル? さっきから何を拗ねてるんですか? 拗ねたくもなります! 普通、こういう質問ってさ、なんか答える二人がラブラブになるためのものじゃん? もう、答えれば答えるほど、痛くて痛くてしょうがなくて……はぁ。 ──はぁ? ……ユーリルの愛情表現は、なんだか単純そうに見えて、不可解ですねぇ……。 そりゃ、クリフトの方だって言うの! |
46 もし死ぬなら相手より先がいい? 後がいい? |
僕は先がいいな……もう、残されるのはたくさんだ。 ………………ユーリル………………。 …………なら、私があなたを看取りましょう……最期のその瞬間まで、傍で…………。 |
47 二人の間に隠し事はある? |
ある、けど……うーん、たいていは、ばれてると思う。 さぁ……私は隠し事が苦手ですので。 |
48 貴方のコンプレックスは何? |
もう少し慎重と大人っぽいクールな雰囲気がほしいな、僕は。 そう思うなら、普段の言動を口にする前に、少し考えこむことが必要ですよ、ユーリル。 ──あぁ……うん、分かってるけど。 そういうクリフトにはコンプレックスなんてあるの? ──ありますよ……私だって、普通の男の人と比べたら、それなりに標準だと思うんですけど……。 …………あぁっ! 体力と力? ミネアに負けてるもんなー、力とか。 …………………………っっ、いえ、別に、いいんですけどね…………っ。 あと──そうですね、内面的なことで言えば、頑固で融通が利かないところも、なんとかしたいな、とは……思ってます。 |
49 二人の仲は周りの人に公認? 極秘? |
極秘というか……知らせてるつもりもなければ、秘密にしているつもりもないんだけど、ばれてないから、極秘? そうですね──できれば、周囲にはこのまま、親友同士だと思ってくだされば幸いかと思っております。 ──えー…………。 いえ、えー、じゃ、なくって。 |
50 二人の愛は永遠だと思う? |
……………………………………永遠が続くと、そう信じるにはまだ…………。 ────神の御心ですら……永遠という言葉で縛り付けることは叶いますまい。 |
友情以上恋愛未満関係っていうのが好きなのですが。
──普通にラブラブ?(笑)