カップリングなりきり100の質問


なぜかクリアリが混じりました。
クリアリは結婚後。
両カップルとも出来てます(笑)。



リラ「……まだ答えるの? 私、いいかげん村に帰って畑でも耕したいんだけど。」
ピサロ「どうりで、旅をしているときよりも足も腕も太くなっていると思った。」
リラ「──そういうあなたは、旅をしているときよりもずっと、ずいぶんヒョロヒョロになっていると思うわ。筋肉が全部、贅肉になるのも、そう遠くないんじゃなくって?」

アリーナ「すごい……すごいわ、リラ、ピサロっ! あなたたち、イツのまにそんな、お互いの体のことを隅々まで分かっているような関係に……っ!」
クリフト「アリーナっ! なっ、何を言ってるんですか、突然っ!」
リラ「──って、アリーナ、クリフトぉっ!? なっ、い、いつからソコにっ!?」
ピサロ「……気づかなかったのか、お前。」
リラ「──い、いいでしょ、別に。」
クリフト「あの、いつからって言っても、着いたのはすぐ先ほどですから。」
アリーナ「そうそう♪ 今度は私たちが、ナレーションをするんですって。
 よろしくね、リラ、ピサロっ!」
クリフト「すみません、邪魔にならないようにしますから。」
リラ「…………なれーしょん…………? ──って…………え、何の?」
ピサロ「──────………………。」
クリフト「話がぜんぜん進まないから、私とアリーナで、突付くようにと命令を受けてきました。」
アリーナ「うふふ〜♪ 一度やってみたかったのよね!
 まかせてね、リラ、ピサロっ! 私が盛り上げながら、根掘り葉掘り聞き出してみせるわ!」
クリフト「……女王陛下ともあろう人が、そんなマーニャさんみたいなことを…………。」
リラ「でも、クリフトが止めてくれるわよねっ!?」
クリフト「──────…………すみません、リラさん。」
リラ「え、え、ど、どうして?」
クリフト「……いくら私でも、アリーナの口を塞ぐことは出来ません。」
ピサロ「なら、お前の口で塞いでおけばいいだろうが。」
リラ「ピサロ!」
クリフト「……なっ、なっ、何を言うんですか、ピサロさんっ!?」
アリーナ「え、何何? 何かクリフトがくれるの?」
ピサロ「あぁ、お前があんまりにもうるさいようなら、濃厚なのを一発な。」
リラ「ピサローっ!」
アリーナ「濃厚って言うと、バニラアイスかしら? それとも……。」
クリフト「──そうですね、お茶受けに、何かご用意しましょうか。
 それじゃ……みなさん、席についてくださいね。」

リラ「うぅ……着きたくない………………。」
ピサロ「往生際の悪い女だな。」
リラ「…………うるさいわね……っ。」




51 貴方は受け? 攻め?
──……最初っからこんな質問なのですか。
もちろん私は攻めよねっ!
えっ、そ、そうなの、アリーナっ!? アリーナったら、大胆……。
──────…………アリーナ…………質問の意味が違います…………。

え、そうなの?
はい、そうなんです。
だが、お前なら平気でクリフトの上にも乗りそうだな。
ピサロっ! あなた、なんてこと言うの!
上? クリフトの上? 乗らないわよ? 昔ならお馬さんゴッコとか言って、背中に乗ってたけど──ね、クリフト?
────……は、はぁ……そ、そうですね…………。
お馬さんゴッコ、な……。
…………ピサロ、オヤジ臭いと思うわよ、その考え方……っ!
──ほぉ、理解できる程度には、意味がわかるのか?
だっ、ダレのせいだと思ってるのよ!
…………あぁ……分かる自分がイヤなんですけど……。
何何? 何が、クリフト?
──えーっと……聞かないでくださいね、アリーナ?
どうして? 分からないことは、なんでもクリフトが教えてくれるって約束だったじゃないの。
結婚したときも、女王に即位したときも、クリフトはそう約束してくれたわ。
教えて、ね?
…………うっ……………………。
教えてあげたらどうだ?
──理解できない夜の営みっていいわよね…………。
リラさん──なんだか私は、複雑なのですが…………。
何々? クリフト、夜になったら教えてくれるの?
────────……………………そう、ですね…………教えるにしても、昼間とかは…………イヤ、ですねぇ………………。
52 どうしてそう決まったの?
どうしてそう決まったの、リラ? っていうか、結局あなたとピサロの場合、ドッチが受けでドッチが攻め?
そういう言い方はやめてよ、アリーナ。
人に上に乗られるのは趣味じゃない。

……あ、は、はぁ……そ、そうなんですか。──らしいというのか。
わっ、私だって別に、あなたに上に乗られて喜んでるわけじゃないわよっ!?
喜んでるじゃないか。

喜んでるの、リラっ!?

わーわーわーっ! アリーナっ! ダメです! そういうプライベートは、聞いてはいけないことなんです!
喜んでないーっ!!
53 その状態に満足してる?
満足してないようね、リラ?
してるわけじゃないじゃないの。
あ──もしかして、照れてる? ね、照れてたりとかする、リラ?
…………アリーナ、すっごく顔が嬉しそうだけど……っ、べつに、照れてるとかじゃないわよ、私は!
えへへー、だって私、ついこの間まで、ミネアやマーニャにからかわれる立場だったんだもの。そう思ったら、私もついにコッチ側に回れたのねー、なーんて。
ね、クリフト?

って、そこで私に話を持ってこないで下さいよ、アリーナ……。
クリフトもアリーナも、満足しているようね……。
──って、ね、ね、アリーナ? アリーナとクリフトって、どっちが積極的なの? 普段のあなたたちを見ていると、アリーナの方が積極的にクリフトに抱きついているようにも思えるけど、────…………よ、夜も…………そうなの?

え、何? 私の話? えーっと……私、別にいつも積極的に抱きついていないと思うわよ?
うっそだー、だって、さっきだってクリフトに抱きつきながら登場してたしっ。
違うの。アレはね、こう、クリフトと最初は隣あって立っていたんだけど、なんかこう、クリフトが私を見る目が、訴えているのよ!

訴えてるんだ。
そう、その訴えを見ていると、なんだかこう、キューッ、と抱きしめたくなるの。
──分かるかなぁ?
分かるようで、分からないような。

…………それで、ピサロさんはどうなんですか?
──は、何だ、突然?
前から聞いてみたいと思っていたのですが、リラさんを不幸にするつもりなら、私もアリーナも当然ですが、マーニャさん達も決して許さないと……そう覚悟して欲しいといっているのです。
何が幸福で何が不幸なのかは、本人しかわからないことだろう。
ええ、そうですね。
けれど、不幸にするつもりなのかそうではないのかは、あなたにしか分からない。

…………………………。
あなたは、現状に満足していますか、ピサロさん?
────お前に答える必要はない。
そうですね……あなたなら、そう答えると思いました。
──今は、これで十分です。

…………偉そうに。
そりゃ、『先輩』ですから。
守りたい……大切な人が居ますから、私には。
54 初エッチはどこで?
ど、どこでっ!?
…………っ、なっ、なんでアリーナ、そんなに私の肩を掴むのよ〜っ!
気になるもん。
だってリラ、ピサロとそーゆー関係になったこと、私にも話してくれなかったじゃない。
そーゆーアリーナは、クリフトと結婚を前提に付き合いはじめたのも、教えてくれなかったじゃない。
アレは、教えなかったんじゃなくって、書いた手紙が届かなかっただけだもん。
とかなんとか言って、恥ずかしかっただけのくせに……。
──うっ。
ずーっとクリフトのラブっぷりに気づかなかった自分に、恥じらいを覚えてたの、私も知ってるのよー。
リラったら……いじわる……っ。
そういうアリーナだって、いじわるだもん。
────まぁ、そのあたりは置いておいて。
で、リラ? どうなの? そのあたりを聞いて来いって、マーニャにも言われているのよ。
マーニャにまで……っ!
うん、マーニャ、相当怒ってたわよー。なんで言わなかったの、とか!
…………い、言えるわけないじゃないのーっ!
──ということは、やはりピサロさんが無理矢理だったってことですか。
……っておい、ちょっと待て、神官。笑いながら毒針を出すな。
そうよ、クリフト! やるなら正々堂々だわっ!
こういうこともあろうと思って、キラーピアスをつけてきて良かったわ、私っ!
って、アリーナっ、クリフトーっ! 何、戦闘態勢に入ってるのーっ!?
リラが傷つけられたと知って、どうして私とクリフトが普通でいると思っているの、リラっ!?
そうですよ、リラさん。こういう人は、少しばかり痛い目にあったほうがいいんです。
──あぁ、クリフトったら、アリーナと結婚してから、ずいぶん…………う、ううん、そんなこと言ってる場合じゃないわ!
あのね、二人ともっ! 違うからっ、ぜんっ、ぜん、違うからっ!

違うのっ!?
違うんですかっ!?
私は、イヤがる女を無理強いする趣味はない。
イヤがってなかったと言い切るつもりなの、あなた……っ!

イヤがっていたか、お前?
そ、そーれーは……っ、…………………………っっっ。
…………なんだかんだ言って、ラブラブなのかしら、二人?
さぁ……どうでしょうね?
──────で、結局、イツだったのかしら?
…………さぁ…………旅の間では無いと思うのですが。
55 その時の感想を・・・・
むかついたわ。
痛かったな。
──って、なんでピサロが痛いのっ!?
あえて突っ込んではなりません、アリーナ。
だって気になるじゃないの! 普通、痛いのは女の方だと思うわ。
私だって、翌朝は立てなかったくらいだもの。
……って、あ、アリーナ様……っ!!
普段鍛えているけれど、それでも昼過ぎまでは立てなかったし、その後も辛かったわ。
──……って、もしかして、クリフトったら、私のことを看病してくれていたけど、本当は痛かったのっ!? どこがっ!?
──って、アリーナ様……っ!!
──あ、様付けは公式の場だけにしてね、って言っているのに。
はぁ、すみません。
って、そうじゃなくって……アリーナ──そういうことは口にしてはいけません!

そうなの? でも、気になるわ──クリフト、すごく私の体のことを気遣ってくれていたのに……なのに、本当は痛みを堪えていたの? ね、教えて、クリフト?
……──痛みなんて無かったです、本当です。
──というか、どうして痛かったんですか、ピサロさん? 私が聞きたいくらいです。

そうよ、ピサロがなんで痛かったの?
お前が噛み付いたんだろうが。
………………………………。
あぁっ! なるほど。
それなら私は噛み付かなかったものね。痛くはなかったのよね、クリフト?
────……は、はい、アリーナ。
56 その時、相手はどんな様子でした?
……………………────────思い出さなくちゃいけないの?
じゃじゃ馬だったな。
放っておいてちょうだい。
────…………やっぱり、無理矢理だったんじゃないんですか?
もしそうなら、ピサロ──私の会心の一撃ニ連発、受けてもらうわよ!
お前も、相当じゃじゃ馬そうだな。
──は、苦労してるな、クリフト?

──……って、わ、私に話を振らないで下さい…………。
クリフト、苦労しているの?
してるだろう、そりゃ。
ピサロ、勝手に決め付けないでちょうだい、そういうことは。
………………ねぇ、リラ?
──何、アリーナ?
私は、すっごく幸せだったし、クリフトもそうだったわ。
リラ──そうじゃなかったのなら……ピサロとのことは、リラにとって、いいとは思えない。
アリーナ………………。
……………………ただ、純粋に、幸せだったとは、思えない。

リラ。
でも──私、後悔はしてない。
していないわ。……それじゃ、ダメかな?

──うぅん……いい。
今は、それで、いいよ。
57 初夜の朝、最初の言葉は?
居なかったわ。
ぅわっ、最低ね、ピサロ!
私なんて、クリフトが「もう少し寝ていていいですよ」とか、優しい言葉をかけてくれたわよっ!?
って、姫様っ、お願いですから、あんまり人様にそういうことをいわないでください〜っ!
あっ、また姫様って言った。
クリフトって、お説教モードに入る以外にも、こういうところで元に戻っちゃうのよね。
それは……癖、……というか、つい、出てしまうんです。すみません──気をつけます。
うん、気をつけなさい。
──って、そうじゃなかったわね。
で、ピサロ? どうしてあなた、そういう大切な日にさっさと帰ったの?
絶対リラは、体が辛かったと思うわ。
………………居たから何になる?
そもそも、私はあの娘に顔を合わせるつもりはない。

……私も、あなたとシンシアを合わせるつもりはないわ。
……………………って、いうことは、二人がそういう関係になったのって、旅の終わった後で──しかも、リラの家?
──────…………はっ! や、やっ、あ、あのっ、…………い、今のは…………聞かなかったことにして………………。
後でマーニャたちにも教えてあげよーっと。
………………アリーナ………………。
58 エッチは週に何回くらいする?
そんなに数えるほどあってるの、二人とも?
会ってないわよ。
会わないな。
──……というか、なんでこんな質問があるんですか……。
それはもちろん、ラブラブカップルに質問、だからなんじゃないの?
ラブラブじゃないーっ!
──誰がだ。
えっ、違うのっ!?
……アリーナ………………。
私はてっきり、ラブラブなんだとばっかり思っていたわ。
じゃ、二人とも、いったいイツ会っているの?
私は普段は村のことをしているから忙しいし……。
…………忙しい? お前の、どこが?
そりゃ、あなたはノンビリとロザリーヒルで隠遁生活を送っているから、暇でしょうけどねっ!
私は村の再興のこととかで、忙しいのよ!

──のわりに、私が呼ぶといつも来ているようだが?
…………っ、あ……、なたがっ、…………呼ぶからじゃない…………っ!

────クリフト。
はい? なんですか、アリーナ?
で、結局、リラとピサロは、週に何回くらい会っているのかしら?
さ、さぁ──どうなんでしょう……。
気になるわ──とても気になるわ。
会う回数で、そのカップルがどれくらいラブラブなのか分かるって、そうマーニャもいっていたもの! ここはきちんと抑えておかなくちゃいけない質問だったのに……っ!
──────あぁ……だんだんアリーナが、マーニャさんみたいな小姑になっていっているような気がする………………。はぁ…………。
59 理想は週に何回?
………………会うつもりなんて、ないわよ。
わざわざ村まで行くのは面倒だしな──お前、さっさと引越ししてこい。
──!
そうすれば、いつだって相手をしてやるぞ?
誰もっ、そんなこと、してもいいなんて言ってない……っ!

プロポーズだわ……っ!
えーっと……微妙に違うような…………。
すごいわっ、だってクリフト、あのピサロに『毎日会いたい』て言わせたのよ、リラはっ!?
やっぱり、なんだか微妙に違うような気がするんですけど──。
こうなったら、私たちも負けてはいられないわねっ! クリフト、私たちも負けずに行かないとっ!
負けずにって……アリーナ、私たちはすでに同じ部屋で住んでるじゃないですか…………。
──あ、そっか。そうよね。私たち、顔をあわせない日なんてないわよね。
でも、それってとても幸せなことよね、クリフト?
朝目が覚めても、夜寝るときも、最初と最後に必ずクリフトの顔が見れるんですもの。
……──はい、アリーナ。
60 どんなエッチなの?
普通。普通ったら普通ったら普通っ!
まぁ、お前は私が始めてだから、そう思うんだろうがな…………。
って、何っ!? それはいったい、どういう意味なのっ!?
普通じゃないの……っ? え、普通じゃないの〜?

え、何々? 普通じゃないのって、どういうの?
アリーナっ、人様のプライベートに口を出してはいけませんってばっ!
大事な親友の一大事なのに、口を入れないわけには行かないじゃないの!
今回に限っては、目をつぶって、クリフト! 私も知りたいものっ。
──……え、あー…………あの、それじゃ、私は耳を塞いでますから。
え、どうして? 私よりもクリフトのほうが詳しいから、クリフトも聞いたほうがいいと思うわよ?
ほら、いっつも私はクリフトにまかせっきりだし。
────…………ジャジャ馬娘のわりに、『姫』だけあって、その時は素直なのか。
苦労しなくていいな、神官。

──……って、ピサロさん〜っ!
61 自分が一番感じるのはどこ?
知らないっ! 知らない知らない知らない〜っ!
えっ、リラったらダメねー! 自分が一番好きなところぐらい、ちゃんと自覚してなくちゃダメなのよ!
──ぇっ、そ、そーなの?
そうなの! 私も初夜の前は、さんざんマーニャに言われたのよ!!
なんだか変な気持ちになったときは、恥ずかしがって逃げたりせずに、進んで迎えと!
え、え、え〜っ。
……あぁ……そういえば私も、結婚式の後、マーニャさんに捕まりましたっけ…………。
手ほどきを受けたのか。──実施で。
受けてません!
62 相手が一番感じているのはどこ?
………………うぅ……なんでこんな質問が続くのよ〜。
リラっ、ファイトっ!
ファイトって言うなら、代わりにアリーナが答えてよっ! もーっ!!
……え、答えていいの?(ワクワク)
……だっ、ダメです、アリーナっ!
んぐっ! んーっ!!
こ、これは、リラさんとピサロさんの質問なんですから、わたしとアリーナが答える必要はないんですっ。よろしいですねっ!?
んー……(不満そう)。
いいのよ、クリフト。いっそ、あなた達が二人が答えてくれても(キリッ)。
とんでもありません!
……あの、リラさん? 聞かれるのが恥ずかしいなら、わたしもアリーナも、こうやって耳を押さえてますから、その間に、コッソリとお答えになったらどうですか?

んー、んー、んーっ!
って、クリフトは耳じゃなくって、アリーナごと抱きしめてるだけのよーな……。
うーん、でも出来るなら、このまま立ち去ってくれて、うやむやのうちに何もなくなったほうが、すっごく嬉しいんだけどっ!

そういうわけにもいかないだろう。
さっさと答えて、さっさと終わらせるのが一番じゃないのか?

それじゃぁ、あなたは、堂々と答えられるというの、ピサロっ!?
お前が感じてる場所を口にして言えというのだろう? 簡単じゃないか、そんなものは。
──……っ! お、おねがいだから……い、言わないで…………っ。
言わないと話が進まないぞ?
いい……っ、私達だけが知ってればいいことでしょ、こんなのはっ!!
…………んんん。
……どうかしましたか、アリーナ?
んー……ん、ぷはっ、──ね、クリフト? 話は終わらないみたいだけど、わたしたち、終わるまでずーっとこうしてないといけないの?
それは……──そうですよねぇ。
リラも諦めて、さっさと口を割っちゃえばいいのにね。
……そういうアリーナは、ずいぶんとオープンになってきましたよね。
えへへ〜、マーニャ効果?
…………──────はぁ。
63 エッチの時の相手を一言で言うと?
……スケベオヤジ?
──────………………。
あっ、否定しないってことは、そうなのねっ!? そうらしいわよ、クリフト。
え……あ、は、ハァ…………(なんてコメントをしていいのか分からない)。
──ふっ、やったわ、わたし、なんだかここだけピサロに勝てたような気がするわっ。
…………リラ。
……な、なによっ、否定しなかったのは、あなたじゃないのっ。
今夜覚えてろよ(冷たい微笑み)。
…………………………ぅっ。
64 エッチははっきり言って好き? 嫌い?
見た限り、そうイヤそうじゃないわよね、リラは。
えっ、なっ、何見て言ってるのよ、アリーナはっ! そんなの、イヤに決まってるじゃないの!
え、だって、リラからピサロに会いに行ってるじゃないの。
マーニャが言ってたわよ。その気がある男の所に、1人で出かけることは、されちゃっても仕方がないことだって!
────…………それをアリーナ様がおっしゃいますか。
え、なんで?
なぜって……昔、さんざんわたしの部屋に来ていたのは、どちらさまでしたか?
え……えーっと…………わ、わたし?
…………いいわね、アリーナは。
……えっ、何、何が、リラっ!?
忍耐のある恋人で────………………。
………………お前、わたしを何だと思ってる?
ケダモノ。
──ほぉ。
65 普段どんなシチュエーションでエッチするの?
いっ、いやっ!!
──えっ、何? どうしたの、リラ、突然叫んでっ!?
いやーっ!! ぜ、絶対、こんなに答えられないーっ!!
え、え、え、どうして?
それじゃ、アリーナは答えられるのっ!?
答えられるわよ? どういうシチュエーションか、でしょ?
……えっ、こ、答えられるのっ!?
うん。
って、アリーナっ! なっ、何を言ってるんですかっ!?
あら、クリフト、だって何も隠すことないじゃないの。
いつもどうしてるか、ってことでしょう?
こんなこと、マーニャのところじゃ、当たり前のように話されてるわよ。
あ、あ、当たり前の……よぅにっ!?
………………………………………………。
え、そ、それって──ど、どういう内容なの、アリーナっ!?
んー……だから、最近マンネリしてるだとか、この間のオヤジはしつこかったとか、そういうのを、相談しあってるわよー?
…………まさか、アリーナ……あなた、マーニャさんに話してたりとか……?
うん? え、でもだって、こういうのは、きちんと話さなくちゃいけないって、マーニャが………………。
────…………さ、さいあくだ…………っ。
なんだ、神官、おまえ、そんなに自信がないのか?
て、ちょっとピサロっ! それじゃ、あなたがまるで自信があるように聞こえるじゃないのっ!!?
──いや、普通だと思うが。
普通って、あなたの場合は、そもそも自信過剰だと思うわ。
────…………え、今のって、シチュエーションの話しでしょ? え、どうしてクリフトったら、そんな風に落ち込んでるの????
お願いですから、アリーナ…………それ以上、何も言わないでください…………。
66 やってみたいシチュエーションは?(場所、時間、コスチューム等)
ハイ! 私、あるわよ!
えっ、あるんですか、アリーナっ!? そ、その……アリーナが望むなら、出来うる限りは答えてさしあげたいと……い、いえ、あの……モゴモゴ。
クリフト、顔が真っ赤だわ……。
り、リラさん〜っ!
で、神官は、あの踊り子に色々吹き込まれた姫の、どういう要望を聞いてやるつもりだ? ん?
ピサロっ!
──……って──そ、そうですよね……アリーナっ、一体、どういうことをしたいというんですか!?
やだ、どうしたの、クリフト? さっきから顔が赤くなったり蒼くなったりしちゃって。
私はただ、近いうちに、ハネムーンに行って、えーっと……はねむーんべびー? を作りたいなぁ、って言いたかっただけなんだけど?
あ、なんだ、そうなんですか、それなら……って、それも人前で言うことじゃないですよ、アリーナっ!
──へー、アリーナたち、ハネムーン、まだだったんだ…………。
うん、忙しいから、行く暇なくって。
────…………ハネムーン、かぁ………………。
──なんだ、おまえもそれがいいとか言うのか?
──! だっ、誰が……っ!
67 シャワーはエッチの前? 後?
…………両方、かなぁ?
そうなの?
そりゃ……汚れた体で、村に帰るわけにはいかな………………。
…………! って、ちょ、ちょっとゴメンなさい! 今の、聞かなかったことにして〜っ!!

はい、聞いてません。
本当に?
はい、確かに。
うん、大丈夫。
────………………。
68 エッチの時の二人の約束ってある?
……………………そのときだけじゃないけど、ピサロとシンシアを会わせるつもりはないわ。
常世は忘れることだな……──快楽に溺れるのに、しがらみは必要ない。
──……ピサロ、それ、違うと思うわ。
何がだ?
快楽のために、そういうことをするわけじゃないでしょ?
アリーナ……。
体を重ねることは、とっても大切な、神聖な行為よ。自分を分け合うことよ。すべてを受け入れることよ。それって、どれだけ大好きな人が相手でも、すっごく勇気が居ることなの。
わたしだって、最初は凄く怖くて……自分にあんなに怖いことがあるなんて、思わなかったくらいで──、でも、大好きだから、だから全部欲しいと思った。
それって、すごく、大事なことでしょ?
しがらみだとか、そういうの、全部ひっくるめて……抱きしめて欲しいから、抱き合うんでしょ?
ピサロは……認めようとしてないだけじゃないの?
…………アリーナ…………。
──面白いことを言うな、お前は。
……面白いことって……っ!
だが、それはタダのお前の意見に過ぎない。
人が100人居れば、100通りの考え方があるということを──女王として、お前はこの頭に叩き込んでおく必要があるな。
──奇麗事で、生きていけるのは、『王族』の特権か?

ピサロ! 口が過ぎるわっ!
──ピサロさん……。
…………っ!
───たとえ綺麗ごとでも……わたしは、そう思うことが出来る……たった一人のために、乗り越えていく力を持つ人を……アリーナを、とても──嬉しく思いますよ。
…………ただ、それだけで……いいんじゃないですか?

…………クリフト……………………。
────…………。
69 相手以外とエッチしたことはある?
この年でなかったら、それはそれで問題だろう。
そうね、ピサロ、マスタードラゴンとタメはりそうなくらいの年寄りだものね。
──り、リラさん……。
行けっ、もっと言っちゃえ、リラっ!
って、アリーナっ! 駄目ですよ、後押ししちゃっ!
そうだな、わたしにとったらお前は、ただの赤子にすぎんな。
──……その赤子にすぎないリラに、欲情してるくせに良く言うわ……。
……アリーナ、どこでそんな言葉を覚えてきたんですか……っ!
──えっ、あ、う、ううん、なんでもなーい……しまったしまった、こういう言葉はクリフトの前で使っちゃ駄目って、言われてたんだったっけ。
言われてたって……マーニャさんにですねっ!? まったく、あの人は、次から次にアリーナにおかしな言葉ばっかり吹き込んで……っ!
70 「心が得られないなら身体だけでも」という考えについて。賛成? 反対?
そういう考え方は、嫌いだわ。
──……でも……自分が今していることを、わたしは…………説明できない…………。

リラ……。
──思いはない、ココにはない。分かってるけど……分かってるからこそ…………っ。
…………リラ………………ごめんね……。
なんでアリーナが謝るのよ?
──わたし、何もできないから……だから、ごめん。
でも、リラが一生懸命考えて、その末で結論を出したのなら、わたしは……それを応援するわ。
たとえあなたが、どんな道を選んだのだとしても。
間違っていると思ったら……殴ってでも、正気に返してあげるから。
──あは……ありがと、アリーナ。
でも、殴るときは、手加減してよね。アリーナに殴られたら私、頭が吹っ飛んじゃうじゃないの。

あら、でも手加減してしまったら、リラの目が覚めないかもしれないじゃない。
ガツン☆とやっちゃうわよ。
あははは……うん…………ありがとう……。


──ピサロさんはそう言う考えには、賛成ですか、反対ですか?
お前たちは、反対だと言うのだろうな?
……えぇ、そうですね。
わたしは、その考えそのものが理解できないがな。
え?
心が得られないというのは、心を得たいと願うことが前提だろう?
……そんなもの、必要ないからな。

──────…………ピサロさん…………。
71 相手が悪者に強姦されてしまいました! どうする?
………………こんな凶暴な女を強姦できるようなヤツが、どこに居るんだ?
ピサロは、強姦されるというよりも、強姦するほうがお似合いよね。
……………………。
…………………………。
素直じゃないですね、お2人とも。
──って、ちょっとクリフトっ! どうしてそうなるのよ!?
誰かに強姦されたのだとしたら、それは隙のあるリラが悪いのだろう? それに呆れこそすれ、どうかすることなどあろうはずがないじゃないか。
でもピサロ、なんだかんだで、村一つくらいだったら軽く吹き飛ばしちゃいそうよね。
────…………。
──────………………。
72 エッチの前と後、より恥ずかしいのはどっち?
ドッチって……普通、どっちも恥ずかしいものじゃないの?
恥ずかしいわよね。
そうよねっ! クリフトだって、そうでしょうっ!?
えっ、って、リラさん……どうして私に話を振るんですかっ!?
ピサロには話を振っても無駄じゃないの。
うん、そんな感じだわ。
──……。
………………すみません、それは……えーっと……私もフォローできないです……。
73 親友が「今夜だけ、寂しいから・・・」とエッチを求めてきました。どうする?
えっ!? それって……わ、私がリラに求めるとか、そういうことなのっ!?
……あ、そうよね、親友っていうから、シンシアのことかと思ってドキリとしたけど、アリーナも親友だもんね。
あっ、リラったら酷いわっ。私のことは頭にチラリとも浮かべてくれなかったの!?
そういうわけじゃないんだけどっ、でも、アリーナってそういうこと言いそうにないじゃない? もし言うなら、シンシアかなー、とか、
……どうだか。お前の方があのエルフに泣きつくんじゃないのか?
…………っ。
って、そういうピサロは、誰彼構わず来たらやるだけやって、そのまま慰めもせずにポイ捨てしちゃいそうよね。
アリーナっ! なんてことを言うんですかっ!
え、いや、でも、そんな感じしない!?
──……う……そ、それは……。
するわね。
…………んー、こほん。それよりも、この質問の意図が少しばかり違うような気がしますよ、皆さん。
え、そう?
ええ、だってこの質問は、多分……「異性の友人」の意味じゃないかなぁ……と思うのですが。
──……え、……あ、あっ、そ、そっか、そうよね。
えーっと、そうすると……クリフト? …………ありえないわ。

ない、絶対にないわっ。
そんな、お前が力説することでもないだろうが。
ここは私が力説するところなの!
74 自分はエッチが巧いと思う?
…………────っ!
じ、自信ある? リラ……?
な、何を言うのかと思ったら……っ。
そ、そういうアリーナこそ、自信ある?

うーん──えーっと……は、初めの頃に比べたら、そりゃまぁ、だいぶ……んー……。
えっ、そ、そうなのっ!? じょ、上達するもんなの、そーゆーのってっ!?
するっていうか……えーっと、ほら、恥ずかしくってどうなってるのか分からない〜っ、って思っていたのが、なんだか慣れてくると、余裕が出てくるじゃない?
えーっと、初めての戦いのときは、無我夢中だったのが、なんかだんだんと周りを見ることができてくるとか、フォローできるとか、そういうかんじ。
あー、その戦闘時のたとえは分かるけど、エッチの最中は分からないなぁ……。
わかんない?
うん──分からない。
なら、リラも私と一緒に、毎週マーニャのところに通えばいいんだわっ。
えっ、通ってるの、アリーナっ!?
うんっ、だっていっつもクリフトに任せっぱなしで、悪いなー、って前から思っ……。
あ、ああ、アリーナっ! なっ、なんていうことを公衆の面前でおっしゃるんですかっ!!
んぐむぐー。
公衆の面前って、私とピサロしかいないわよ?
いなくてもダメなんですっ! よろしいですか、リラさんっ!? そのようなことを、マーニャさんに相談するなんてもってのほかですっ! そういうことは、ネネさんに聞いたほうが絶対いいですっ! わかりましたねっ!?
なぜお前がそこまで興奮する必要があるんだ、クリフト?
ピサロさんも余計なことは言わないんです!
75 相手はエッチが巧い?
そ……んなの、わかんないわよ……。
──……まぁでも、バカみたいに生きているんだから、それなりの経験はあるんだし、うまいんじゃないかしら?

え、でも、マーニャが、経験があるから上手いわけじゃないって言ってたわよ?
そうなの?
そうみたい。って言っても、わたしもクリフト以外とはないからわかんないもん。
──他に経験があったら困りますよ……。
独占欲が強い男だな、お前は。

ゲシッ!

あなたがあまりにも身持ちがゆるすぎるだけだと思うわよ、ピサロ……っ。
ピサロって、最低。
そうですよ、一度に複数の人と関係を持つなどと、許されることではありません。
誰に許しを請うというのだ? わたしは別に、誰かに許されたいと思ったことはない。
そうでしょうね──だからこそ、平気で多くの人を傷つける道を選ぶんだわ……。
リラ……。
76 エッチ中に相手に言ってほしい言葉は?
黙っていてくれて構わないわよ、全然。
で、でも、大好き、とか、可愛い、とか、綺麗とか言ってもらえると、すっごく嬉しくならない?
そんなことを言われた覚えはないわ。
言った覚えもないな。
──……えーっと…………リラさん、やっぱり私は、こんな人とは別れたほうがあなたの為だと思うのですが。
付き合ってないもんっ!
…………それも問題あると思うわよ、リラ。
77 エッチ中に相手が見せる顔で好きな顔はどんなの?
……………………………………。
……………………………………。
2人とも、なんでそこで顔を逸らすの? ねっ、どうしてー?
あぁ……アリーナの目つきがマーニャさんになってる……。
78 恋人以外ともエッチしてもいいと思う?
別に、恋人と呼べる存在は居ないからな。
ピサロは、恋人を恋人と思っていないだけでしょう?
ロザリーさんが可哀想じゃない。

お前がソレを言うのか、勇者殿?
……っ!
そうやって、ロザリーを哀れむフリをして、いつも自分を保っているようだが──その哀れみを抱えることで、ようやく自己を確立しているお前は……なんだというのだ?
……う……ぬぼれないで……っ!
あなたの言い方だと、私があなたを求めているように聞こえるわ……っ。
それこそが最初から間違いなのだと、その軽い頭で、いい加減理解してくれないかしら!?
なら……お前もまた、わたしと同じではないのか?
誰でもいいんだから。

────…………っ。
えぇ……そうね……ただ、傷つける必要のない相手を、選んでいるだけなのだわ……っ。






──……リラ……素直じゃない……。
普通、質問が進むほどにラブラブっぽくなるはずなんですけど、どうしてこの2人は、どんどん険悪になっていくんですか?
きっと、普段の不満が出ているに違いないわ。うん、きっとそうよ。
不満……ですか。
ええ。
……アリーナも、不満があったら……遠慮なく言ってくださいね? あまり溜め込むのも、いけませんから。
やだ、そんなの──クリフト相手に、不満を溜め込むことなんてないわよ。
クリフトが一番良く分かってると思ってた。
一度も不満を聞いたことがありませんから、我慢でもされているのかと思ってましたけど。
その答えは簡単じゃないの、クリフト?
──不満なんて、ないわよ?
79 SMとかに興味はある?
ありえないわ。
SMって何?
サドとマゾだな。
はい、ピサロさんはそれ以上発言禁止です。
アリーナにおかしな知識を与えないで下さいね……っ。

一番おかしな知識を与えているのは、あの踊り子だろうが……。
えっ、なになに? マーニャに聞いたら教えてくれるのっ!?
そ、れはまずいんじゃないかなぁ、アリーナ──なんだかマーニャって、嬉々として実施で教えてくれそうだし……。
ダメですよ、アリーナ。これから、マーニャさんのところに顔を出すときは、必ず私も一緒に行きますからねっ。
ほんとっ!? 私も、そのほうがずっと嬉しいし、きっとマーニャも喜ぶわっ!
──……えっ……あ、いえ…………なんだか墓穴を掘ってしまった気がするのは、どうしてでしょう?
墓穴だろう、思いっきり。
うん、私もそうおもうわ。
80 突然相手が身体を求めてこなくなったらどうする?
──終わるだけだと思うわ。
それで終わりだろう?
──────…………なんだか不毛だわ……この二人。
そうですね……。
普通、不安に思ったりするものじゃないの?
そうですよね……。
…………クリフトもやっぱり、私が一緒に寝ないと、不安に思う?
そうですね……何か隠し事でもされているのではないかと思います。
私もね、クリフトが仕事ばっかりして、夜に部屋に帰ってこない日が続くと、心配よ? ──私のためだって分かってるけど……あんまり無理しないでね?
大丈夫ですよ、アリーナ……ちゃんと帰ります──あなたの顔を見れない日が一日でもあったら、それが一番辛いんですから。
あら、クリフトだけが私の顔を見るのはずるいわ。──ちゃんと、私が起きてるうちに帰ってきてね?
はい、そうします。

………………なんであそこは、質問が進むごとにラブラブしてるの?
知るわけないだろう、そんなこと。
81 強姦をどう思いますか?
──……最低だと思うわ。
そうよ! さいっていよっ! もしピサロがリラにそんなことをしたら、私たち総勢で、ギッタギッタのメタメタにしちゃうんだからっ!
ピサロさんって、進化の秘宝を使ってない今の状態だと、ザキって効くんでしょうか?
──望んでいる女を抱いて、どこが強姦だ?
そもそも俺は、抗う女などを抱いて喜ぶ趣味はない。
そんなものは、くだらん感情に流されるバカどものすることだろう。

……………………。
言い切っちゃったけど──そうなの?
……この2人は、微妙ですね……こういう時は、マーニャさんが居てくれたら、本当に助かるんですけど……ふぅ。
82 エッチでツライのは何?
辛いこと…………、か。
……ねぇ、アリーナ? アリーナは、辛いって思うことってある?

翌日起きれないわ…………。
────す、すみません……。
自重しろよ、神官。
………………っっ。
そう──それじゃ、アリーナは、そのときはとても幸せ?
……えぇ、そうね。幸せだわ。
……良かった。
────…………リラ…………。
…………リラ、あのね……辛いと思うなら、わたしは……。
うん、でもね。
──自分でも、良く、わからないの……。
いつか、きっと……分かる日は、いやでもくるのでしょうけど。

────……ピサロさん。
いい加減、リラさんに素直になってやったらどうですか?

何の話だ、クリフト? ──素直じゃないのは、あの女のほうだろうが。
………………ハァ……自覚ないですね……2人とも……。
83 今までエッチした場所で一番スリリングだったのはどこ?
そんな場所、あったか?
あったわよっ! 大有りよっ!
っていうと、もしかして……気球の上っ!!?
そ、それはスリリングですね……私はとてもじゃないけれど、怖くてそんな気にはなれませんけど──。
でも、リラ……ピサロ、気球の上で服を脱いで、もし落としちゃったら、降りれないわよっ!?
いえ、アリーナ、それ以前に、気球の上は寒いので、服がなかったら凍死してしまうのではないかと……。
はっ、だから裸で温めあうということなのね。なるほど──さすがまぞくの王ね、考えることが違うわ…………。





ちょっと待て、そこのバカップル……っ! 勝手に話を進めるな、勝手にっ!
えっ、違うのっ!
違うっ、違いますーっ!
だいたいそもそも、気球は、トルネコさんに貸してあるでしょうっ! あるわけないじゃないのっ!!
もぅっ、クリフトまで一緒になってそんなこと言うんだからっ!

あ……アハハハ……す、すみません。
84 受けの側からエッチに誘ったことはある?
あるな。
────…………あるわ。
……えっ、り、リラから誘うこと…………っ!?
…………リラ。お願いがあるの。
──何?
誘うって、どうやって誘ったらいいのっ!? どうしたら、効果覿面っ!?
って、何を聞いてるんですか、アリーナはっ!!
だってマーニャに教えてもらったことを実践しても、クリフトったら全然なびいてくれないんだもんっ!
──って、えっ、さ、誘ったことって……あ、あるんですかっ!?
ほらっ、全然気づいてくれてない〜っ!
す、すみません──あ、あの、姫様、ソレは一体、いつのことなのでしょうか?
クリフトのバカ〜っ!
この鈍感男相手にはリラのように直接「抱いて」とでも言っておけ。そうしたら間違いはない。
そういったら、ギュ、と抱きしめられたのっ!
────…………クリフトぉ…………?
──……しょ、精進します。
85 その時の攻めの反応は?
反応──なんて、覚えてないわ。
──ほぉ、そうなのか?
…………っ、………………っっっ。
はいはーいっ! ねぇねぇピサロ、普通の男は、女から責められたら、どういう反応を示すものなのっ!?
──って、アリーナぁぁぁーっ!!
ねっ、ピサロっ!
……ほぅ、ならばアリーナ?
うんっ。
お前が実際にその身で経験してみるか?
──……っ、ピサロっ!
ピサロさんっ!!
その身で……って、だーかーらー、さっきも言ったでしょ、クリフトは誘っても、ぜんぜん答えてくれないんだってっ!
……………………。
86 攻めが強姦したことはある?
ありませんっ、そんなの、あるわけがないじゃないですかっ!!
って、どうしてそこでクリフトがそんなに反応するの?
過剰反応は、疑われる元だぞ。
クリフトに限って、そんなことあるわけないじゃないの!
まぁ、ピサロはどうか分からないけどね……。
──だから先ほども言っただろう。そういうイミのないことはしない。
────────…………………………。
87 その時の受けの反応は?
と言っても、何もないもんね。
ね。
──……それならいいんですけど…………。
クリフト、お前、疑ってんだろう。
はい、当たり前じゃないですか。
────………………。
ピサロさんは、ご自分を振り返ったほうがいいですよ。
88 「エッチの相手にするなら・・・」という理想像はある?
貞操のある男が一番だわ──っ。
リラ、それ、すっごく説得力がないわよ。
あとくされのない女だな。
ピサロさん、そういう台詞をアリーナとリラさんの前で言わないでくださいますか……っ!
89 相手は理想にかなってる?
適ってるはずがないじゃないの。
面倒な女だとは思うな。
──……だったら、だったら……っ。
捨てれば、それでいいのか?
──……っ。


あと10質問で終わりなのに、ラブラブにはならないわねぇ、2人とも。
ですねぇ……困ったものです。
90 エッチに小道具を使う?
──のっ、ノーコメントーっ!!
小道具と言っても、田舎だからたいしたものはないな……。
って、だからノーコメントだって言ってるでしょーっ!!
クリフト、小道具って言うと、『家族の安全計画』とか言うのよね?
──……どっ、こから、そんなものを…………っ、──って、マーニャさんからの知識に決まってますよね………………ハハ。
91 貴方の「はじめて」は何歳の時?
────…………。
さぁ、覚えてないな。
ワクワク、ね、リラ? いつ?
アリーナ……そんなあからさまにワクワクして……。
だってクリフトは興味ないのっ!? いつ、リラとピサロがそういう関係になったのかっ!?
え、い、いえそれは──確かに、気にはなりますけど……で、ですがアリーナ。こういうプライベートなことは、軽々しく聞いてはいけません。
分かってるわ……分かってるけど、でも──私、このことをマーニャに伝えるって約束してきちゃったんだもん。
────…………姫様………………。
92 それは今の相手?
──────…………ノーコメントよ。
俺に抱かれるまで、どうすれば肉体をつなげることができるのかも知らなかったくせに、良く言うな。
──……っ! そっ、んなこと、今ここで言うことじゃないでしょう……っ!!
今ここで言わずに、いつ言うというんだ? これは、そういう質問だろう?
……誰も彼もが、あなたみたいに恥知らずだなんて、思わないでちょうだい……っ。

初めての相手って、忘れないものだってマーニャが言ってたわ。
──それは、そうでしょうね……。
あ、もちろん私はクリフトが最初で最後だからねっ!
あ、アリーナっ!
何よ? クリフトはもしかして、そうじゃないって言うんじゃ……っ!
いえっ、と、とんでもありませんっ! 私は幼少の頃から、姫様一筋ですからっ!
あーっ、また姫様って言ったっ! もー、どうしてクリフトってば、みんなの前だと、姫様っていう確率が高くなるのかしら?
すみません。
……なんてね。ふふ──実は私も、長い間クリフトにそう呼ばれ続けてたから、なんだか懐かしくて、ちょっとだけ、嬉しかったりもするのよ。
93 どこにキスされるのが一番好き?
どこも嫌い。
どこにキスされても甘さを感じて、自分じゃなくなるような気がするからか?
──それは、ロザリーがあなたに言った台詞かしら?
覚えてないのか? お前がその口で……自分で言ったんだぞ?
触らないで……、私は──あなたにキスしてほしいとも、キスしたいとも、心から思ったことなど、一度もないわ。
────…………決して、思ったりは……しないわ……………………。

……日の光の下では、潔癖の乙女ぶるんだな、お前も。
────………………っ。

クリフト〜、聞こえないわ。(両耳をクリフトに押さえられている)
聞いてはいけません。
んむ〜。
94 どこにキスするのが一番好き?
キスなんてしないわ。
そうだな……お前が得意なキスは、俺が寝ている間にする口付けだ。
──……っ! あっ、なた、起きて……っ!
起きてないと、お前が寝てる間に、立ち去ることなどしないだろう? バカか、貴様は。
……あぁ、そうね……、そう、だったわよね。
──ピサロ……私は………………、ただ、そうして戒めているだけよ。そこには、何の感情も宿ったりなんて……してないわ。


キスって、口以外にもするものなの?
……え、いえ……あの──……その、アリーナ。
ん?
………………──────ボソボソ。
──……っ! あっ、あ、えっ/////、そ、そうよねっ、うん──……そうだわ。
95 エッチ中に相手が一番喜ぶことは何?
知りません。
さぁな……ただ黙っていることが、一番嬉しいんじゃないのか?
そっくりそのまま返すわ、ピサロ。──あなたにとって一番「ステキ」な相手は、文句も言わない玩具なのでしょうからね。

ギュ、って抱きしめるだけでいいと思うんだけど。
そうですね──抱きしめてキスして……それだけで、十分だと思うんですけどね。
96 エッチの時、何を考えてる?
──────……………………。
リーラ?
えっ、あ、うん……、そうね……アリーナは、何を考えるの?
何も考えないわよ。だって、考えてる余裕なんてないじゃない。
──え、あ……あ、そうよね。そうね……考えてる余裕なんて、ないわよね。


──……いつになったら、その気持ちに素直になってくれるんだろうな?
それはそっくりそのまま、ピサロさんにも返せることですね。
いつまでも素直にならないと、そのうち横から誰かに奪われますよ?

誰か、それを許すと?
素直じゃありませんね。
97 一晩に何回くらいやる?
──……なっ、な、なななななっ。
普通、何回くらいやるものなのっ!? 一回じゃないのっ!?
わーーっ! ああああ、アリーナぁぁぁーっ!!
んぐっ、むむーっ!!
こういうことこそ、踊り子から話を聞いてるんじゃないのか?
──そ、そっか……マーニャに聞いたら、そういう普通のことが分かるんだわ…………。
今度、モンバーバラに行ってみようっと……。

…………リラさんまで………………。
98 エッチの時、服は自分で脱ぐ? 脱がせてもらう?
自分で脱ぐわ。脱がされるなんて、冗談じゃない。
そうだな。
え……っ! じ、自分で脱いでもいいのっ!?
アリーナ──……。
いいのって……あ、そうか……アリーナは、脱がしてもらうんだ。
だって、だって──そういうものなんでしょっ!?
アリーナっ、すみませんっ、あと二問ですからっ、お願いですから、それ以上は……っ!!
99 貴方にとってエッチとは?
──……ただひとつの、手段。
………………ただの……遊びだ。
────────………………………………っ。
リラ……。
かっているのに──本当はちゃんと分かっているのに、意地っ張りな人たちですね……本当に。
100 相手に一言どうぞ。
……………………ひとこと………………。
──何を言えと?
任せてちょうだいっ! 私が見本を見せてあげるからっ!
クリフトっ!
あ、は、はい、アリーナッ。
あのね、えーっと、その──…………、…………………………これからもよろしくね、クリフトっ!
はい、こちらこそ、これからもよろしくお願いいたします、アリーナ。
────…………見本?
見本な。
…………まぁ、ピサロ。飽きるまでは、あなたに付き合ってあげてもいいわよ。(プイ)
そうだな──飽きるまでは、お前のひまつぶしに付き合ってやってもいい。
…………素直じゃなーい。
本当ですね……。



おしまい。