1 あなたの名前を教えてください | |
クリフトです──サントハイムの神官をしております。 私は、サントハイムの王女、アリーナ! 今日はよろしくね! |
はいはーい、クリフトの心の声代弁役のユーリルでーっす。 天然コンビの突っ込み役のピサロだ。 ………………え!? 何? どうしてユーリルがココに居るの? うん、なんでもかんでも本心を仕舞うクリフトの代弁役(笑)。 そして、このバカだと話の収集がつかないから、わたしが呼ばれた。 ──え、あの……それで、どうしてピサロさんなんですか? 暇なんだよ、暇。だって、コイツ、なんだかんだで今、ロザリーヒルでやることないんだからさ。 ……貴様……っ。 えーっと……余計に話の収集がつかなくなったような……あの、とりあえず、質問の続きに行ってもいいですか? あっ、そうだったわ。今日はクリフトとラブラブするんだもんねー? ………………///// はいはい! 今、ぅっわー、アリーナってば可愛いなー、って思ってると思います! わざわざ口にしなくても、見て分かるだろうが、それくらい。 |
2 年齢は? | |
今年22になります。 私は、クリフトよりも二つ年下だから、今年20歳よ。 |
ちなみに、僕とアリーナは同じ年。 ピサロはずいぶん年寄りくさいから、1000歳くらい? ──きさま、本気で死んでくるか……っ!? あのっ、だから、この質問は私とアリーナ様が行うものですから、喧嘩なら表でしてください、お願いですから……っ。 …………あ、ごめん、クリフト。邪魔しないようにする。 わたしはコーヒーでいいぞ。 あ、僕オレンジジュース、絞りたて。 あっ、まかせて、ユーリル! 今の私なら、一握りよっ! ──ダメです、アリーナ様……っ。 |
3 性別は? | |
男です。 女です。 |
んー……オレンジジュース。まったり。 ……何かお茶請けが欲しいな、おい、神官。この間のシフォンケーキがあっただろう? ………………って、なんでピサロさん、姫様のために用意したシフォンケーキの存在まで知ってるんですか……。 えっ、嘘っ、クリフト、シフォンケーキ買ってきてくれてるの!? うれしいーっ! さっそくお茶にしながら、食べましょう! アリーナさまがそう言うのでしたら、準備してきますね……。 僕、生クリームよりもチョコソースがいい。 わたしはコーヒークリームだな。 ────…………この人たちは………………。 |
4 貴方の性格は? | |
よく、まじめすぎて融通が効かないと言われます。──自分では、不器用なほうだと思いますが。 昔から、おてんばだと言われたわ。城に居たころは、それが褒め言葉だと思っていたの、ずっと。 今でも、考えるより身体を動かすほうが好きよ。 |
うん、どっちもそんな感じ。嘘はついてないな。 ────……くだらんな。 |
5 相手の性格は? | |
人のお心がよく分かる、おやさしい方です。下々のことまで心を砕いてくれますし、気さくで天真爛漫で明るい王女様だと、国中から愛される──自慢の姫君ですよ。 とてもやさしくて、気が利くわ。それから、怒ると怖いけれど、心配性でもあるわね。まじめで融通で頑固なところもあるし、お説教も好きね。 でも──本当に、誰よりも何よりも、私のことを分かってくれる。 大好き。 |
たまに本気でこの2人は、しっかりお互いのことが分かっているのか、ただの痘痕もえくぼなのか、非常に聞きたい。 今聞いてるじゃないか。 いや、聞いてるけどさー。ん、クリフト、シフォンケーキお代わり。 ──────……アリーナ様のために焼いていただいたものなのに…………。 はいはい、生クリームはたっぷりでいいんですね? ん。 あっ、ピサロっ! あなた、食べ過ぎよっ!? |
6 二人の出会いはいつ?どこで? | |
はい、私がサントハイム城の神父様に引き取られたときですから、3歳のときだったと思います。 場所は、サントハイム城の教会だったかと。 そうなの? 前にもいったとおもうけれど、ぜんぜん覚えてないの。 もう、気づいたら私、クリフトが傍にいて、一緒に遊んでいたんだもの。 花冠とかの作り方を教えてくれたのもクリフトだったわ。 でも私はそういうのよりも、ボール遊びしているほうが大好きだったわっ! ええ、そうですね──アリーナ様は、ご幼少の頃から、あっちへいったり、こっちへいったり……もう3歳くらいのときには、城中走り回ってましたしね。 そう、疲れて眠っていたら、いつもクリフトに起こされたの。──ふふっ、懐かしいわね。 |
この辺りは突っ込みようがないから、素直に食べていてもいい? はいはい、おとなしく食べていて下さったらいいですよ。はい、ユーリル。 あーんv ………………はい、あーん。 あ、ユーリル、こんなところに食べかすが。取ってあげるわね。 え、何? ぐいーん。 いたっ、いたたたっ、あ、アリーナっ!? あっ、ごめんなさい、ユーリルっ。食べかすじゃなくて、ユーリルのほっぺただったわv ──────………………何もついてなかったように思えるが。 ぎりっ。 ……つっ。 気のせいよ、ピサロ。 ──アリーナ様? どうかされましたか? なんでもないのよ、うふふ。 …………アリーナも、なんだかんだ言って、独占欲が強いんだよな……。 |
7 相手の第一印象は? | |
とても可愛らしい王女様だと思いました。細くて小さくて、触れたら壊れてしまいそうで──本当に私なんかが遊び相手なんかできるのかと不安でしたよ。 ふーん……でも、クリフトは遊び相手というよりも、お兄ちゃんみたいだったわ。 私、小さい頃は本気で、クリフトがお兄さんだって信じていたもの。 光栄に思います──姫様。 アリーナ。 …………はい、アリーナさま。 |
そういや、まだクリフトのヤツ、アリーナって呼んでないんだ? ぅわー僕が先輩として、何か教えてやろうか、クリフト? ──……なにの先輩なんですか? 先輩なんですー。 ……お前らはワケが分からなすぎて、ついていけないな。 |
8 相手のどんなところが好き? | |
え──ど、どんなところって……それは…………アリーナ様が、アリーナ様であるところ、すべてとしか答えようがありません。 私も同じだわ。クリフトがクリフトだから、好きなんですもの。 |
んー、2人のアツアツ加減のおかげで、お湯がこんなに沸く……はずないよな、そりゃ。 それはボケなのか? わたしに突っ込めと? いや、誰も言ってないし、そんなこと。 |
9 相手のどんなところが嫌い? | |
嫌いなところなんてありません。 嫌いなところじゃなくって、勘弁してほしいわ、って思うことはあるの。 ……嫉妬してくれたり、焼餅焼いてくれたりするのは嬉しいからいいんだけど──。 あまり、私のことをいつまでもお姫様扱いしたり、壊れ物を扱うように扱うのは、辞めてほしいの。 私は、クリフトと対等に付き合っていきたいんだもの。 アリーナ様──それは、私も同じです。 |
──たぶん今、クリフトはめっちゃ幸せモード。 わたしは、いいかげんうんざりしてきたんだが、もう帰ってもいいか? ピサロったら、人のシフォンケーキを食べるだけ食べて帰るつもりなの!? もう少しくらい付き合ってくれてもいいじゃない。 アリーナ様……私はできるなら、お二人ともに退場をお願いしたいくらいなんですが。 えーっ、クリフトのいけずー。僕はまだ食べたり無い。 ──食べにきてるわけじゃないでしょう、だから。 |
10 貴方と相手の相性はいいと思う? | |
それは……私は、悪いとは思いませんけど。 相性は抜群よね、クリフト♪ だって、クリフトは私のことを何でもわかってくれるもの。 ……はい、アリーナ様。 |
クリフトはすっごく幸せそうに笑ってます。あーあ、他人のラブラブで胸焼けするはめになるとは思わなかった。それもクリフト。 …………ちっ、ピサロじゃなくって、シンシアとかロザリーさんとか呼んでこればよかった。 おまえが引きずってきたんだろうが。 だって、管理人が普段書いてないような面白人物がいいって言ったんだもん。 ……面白………………。 |
11 相手のことを何で呼んでる? | |
アリーナ様とか、姫様と呼んでます。 旅先では、時々お嬢さまとお呼びしましたね。 クリフトって呼んでるわ。 |
お嬢様と呼ぶクリフト……みたい。 なぜだ? クリフト、クリフト、お嬢様って呼んでみて♪ ……はい? なんでまた、そんなこと……。 いいから、呼んでみてよ、頼むから。 はぁ──それじゃぁ…………ユーリルお嬢様? ………………ちっがーうっ!! 僕じゃなくってーっ!! え、だってご自分でお嬢様って呼んでくれって言ったんじゃないですか。 え、何々? ユーリルったら、お嬢様って呼んで欲しいの? じゃ、今度からユーリルのことはお嬢様って呼ぶように、マーニャたちにも言っておくわね。 言わなくてもいいーっ! ──そうか、ならわたしからも、ロザリーにそう伝えておこう。 だから伝えるなって言ってるだろーっ!! |
12 相手に何て呼ばれたい? | |
今のままで十分です──いえ、正しくは、アリーナ様がつけてくださるなら、どのような呼び名でも結構ですよ? 私は、アリーナって、呼んで欲しいわ。 なんど言っても直らないのよ──二人っきりのときは、呼び捨てにしてくれるけど…………。 ──あの……ゆっくりと……待っていて、くださいますか? ……うん、待ってる。 |
ユーリル──アリーナと10回言ってみろ? アリーナ、アリーナ、アリーナ、アリーナ、アリーナ、アリーナ、アリーナ、アリーナ、アリーナ? ……今で10回目? そうだな。 ………………。 ………………。 ………………ピサロ? 今の、何か意味がないのか? は? 意味というのは、なんだ? いや、何ってさ、例えば、「ヒジ」って十回言って? じゃ、これは? 「膝」みたいな感じのオチがさっ! オチ? ……お前はいったい、わたしに何を求めているんだ? そりゃ、僕の台詞だーっ!! ……何を突然アリーナ様の名前を呟いていると思ったんですけど……なんでもなかったんでしょうか??──みたいね? なんだったのかしら?? |
13 相手を動物に例えたら何? | |
アリーナ様は、鳳凰や不死鳥と言った風な感じがしますね。 ──あぁ、でも、動物というよりも、それでは神獣になってしまいますね? …………? クリフト、ほうおう、とか、ふしちょうって、何? ……………………姫様。 ──……! ごめんなさいっ!! …………アリーナ様? え、だって、絶対今のクリフト、『本をお読みになってませんね?』っていうお説教モードだったんだもの! だから、ごめんなさい、読んでません。 ──────……今度、一緒に読みましょう。 ──うん! |
──で、結局アリーナは、クリフトを何の動物に似ていると言うのか……僕は知っている。 なら答えればいいだろう? え、僕が答えていいの? じゃ、代わりに答えるけど、アリーナは、クリフトのことをイルカみたいだって言っていた。 ……イルカ? あれ? 鯨だったっけ? …………鯨? そうそう、ホエーとか鳴くの。鯨、鯨。うーん、クリフトってそんな感じだよなー。 ………………おまえらの思考回路は、まったく理解できん。 |
14 相手にプレゼントをあげるとしたら何をあげる? | |
アリーナ様にプレゼント、ですか──そうですね、そのとき一番アリーナ様が欲しいと思うものをさしあげたいと思いますが……。 えーっと、この間サンドバックが壊れちゃったから、サンドバックが欲しいわ。 ……そうですね、いつもアリーナ様が一番欲しいものはそういうものばかりですから──さすがにそれはちょっと……。 ですから、できることなら私は、アリーナ様が喜びそうなほかのものをプレゼントすることにします。何でアレ、喜んでもらえるものを、一生懸命さがしますよ。 そうね…………いつもクリフトがくれるものは、私が嬉しいと思うものだわ。 ──私も、そういうものを一生懸命考えたいわ……今は何も浮かばないけど。 アリーナ様から頂くものなら、なんでも私は嬉しいです。 それは、私も同じだわ。 |
面倒なこと考えずに、チュ、ってほっぺにでもキスすれば、クリフトは喜ぶと思うぜ、アリーナ? ユーリル……っ! ぅわわっ、ピサロ、パスっ! ──ユーリル、おまえな……っ。 ピサロさん、そこ、どいてください? そう言うなら、その手から熱湯の入ったポットを離せよ、クリフト! ──あぁ、すみません。はい、これでいいですか?(にっこり) ……(この微笑は、絶対ハリセンくらいは飛ばすつもりの微笑だ)…………アリーナ………………。 え、何、ユーリル? クリフトにプレゼントしてやってくれ、頼むから〜っ。 え、プレゼントって……こう? チュv …………あ、アリーナ様っ!! ……よし、助かった……ヤレヤレ。 |
15 プレゼントをもらうとしたら何がほしい? | |
アリーナ様からはいつも頂いていますから、これ以上何かを貰うなんて、とんでもありません。 私が? 私も何もあげてないわよ? どちらかというと、しょっちゅうクリフトを困らせているくらいだもの。 そんなことはありませんよ、アリーナ様。 そういうアリーナ様は、私から何か頂きたいものとかありますか? 無いわよ? だって、クリフトはいつも私の欲しいものを、私よりも先に見つけてくれるんだもの。 |
そういや、旅の時も、クリフトは絶対アリーナの誕生日は忘れなかったんだよなー……そのときだけ、食事当番は絶対譲らないんだ。 で、夕飯はいつも豪勢&ケーキ付き。 なんだかんだ言って、お前も食べてそうだがな、ユーリル? ──そういうピサロだって、そのシフォンケーキ、二切れ目だぜ? ──あぁ、神官、後でこれを包んでおいてくれ。ロザリーに持って帰る。 って、聞けよ、僕の突っ込み! ねぇ、ユーリル? ユーリルなら知ってるわよね? え? アリーナが去年貰った桜色のマニキュアの行方? 爪のガードするのにちょうどイイって、あっと言う間に使い切ってたじゃん。で、その容器はいまだに大切に持っているんじゃなかったっけ? それくらいは覚えてるわよ。そうじゃなくって──クリフトが、私からいつも貰っているっていうプレゼント。 何かしら? 私、本当に覚えがないの。 あぁ、ソッチの方? そりゃ…………………………ま、そのうち、クリフトがプロポーズの言葉とかに使いそうだから、今は内緒ってこと……かな? ギリリ……っ。 ……つぅ……っ、な、なんだよっ、ちゃんと視線の意味を悟って、言わないでやったじゃないか〜っ、なんで抓るんだよ、クリフトっ! 余計な一言を付け加えるからだろう、それは。 |
16 相手に対して不満はある?それはどんなこと? | |
不満なら、たくさんあるわ。 ……う……アリーナ様…………。 まず、私のことをいつまで経ってもそうやって様付けで呼ぶこと。 それから、私のことをいつまでも子供扱いすること。 あれやこれやと口うるさいのはジイもおんなじだけど、クリフトのほうがもっとずっと細かいし。 ────………………アリーナ様………………。 でも、それが私の好きなクリフトなんだから、しょうがないかな、って思うのも本当なの。 ──ビックリした? …………ありがとうございます。 ゆっくりでいいの。クリフトのペースでいいから──だから、せめて、おやすみのキスは、額からココに格上げしてほしいな? ………………努力、します。 |
なんかアリーナの方が積極的にならないと、なかなか進まないよな、この二人って。 堅物すぎるんだろう、あの神官が。 しょうがないよ、だってクリフトだし。 ねぇねぇ、ユーリル? ユーリルって、今日はクリフトの代弁係りなんでしょ? ちょっと聞いてもいいかしら? アリーナが食べてるそのアーモンドケーキで手を打とう。 えっ、お礼取るの? それくらいしか、僕の得になりそうなことないじゃん。 ──うーん、じゃぁ、一口だけでいい? 一回につき一口な。 分かったわ。それじゃ、一口分ね。はい、あーん。 あー…………。 ────アリーナ様…………っ。 ………………あれ、クリフト? どうしたの? 眉間に皺が寄ってるわよ? 痛いっ、痛いってば、クリフトっ! 人の後ろ髪引っ張るなよっ、抜けたらどうしてくれるんだよ! 年とってから禿げる心配がなくていいじゃないですか。 あぁ、なるほどな。 ソコ! 納得するなよ! ピサロ、ごめんなさい、少しの間クリフトを引きとめておいてほしいの。──わたし、どうしてもユーリルから、クリフトが私に不満を抱いていることを聞き出したいのよ。 え、そんなの見てたらわかるじゃん。 分からないから聞きたいんじゃないのっ。 クリフトがアリーナに不満って言ったら、アリーナが他の男と普通に接したりするってこと以外に、ないだろー? 良くソレで小言貰ってるじゃん、握手するなとか、肩を抱かせるなとか、そーゆーの。 だから、それは私に姫としての自覚がないって言うことでしょう? そうじゃなくて、私自身がクリフトに不満を抱かせているっていうことが知りたいのよ……。 ………………僕には同じことのようにしか思えないんだけどさ………………。 結局は、立場を利用して嫉妬していたというだけの話だろう──はっ、くだらん。 ────…………っっ。 |
17 貴方の癖って何? | |
私の癖、ですか……そうですね、自覚がある癖でしたら──本を読んでいたり、考え事をしていたりするときに、下唇を噛んだりとかしていると思いますよ。 あ、そうね、するわね。 そうすると──私も、自分で分かっている癖というと、目の前に壁があると蹴りたくなったり、柱があると殴りたくなったりするということかしら? それは違うと思いますが……。 |
あっ、一応フォローを入れておくと、アリーナはほんとうに壁や柱を殴って蹴って歩いているわけじゃないぞ!? 野宿の時は、しょっちゅう手ごろな木を見つけては、いそいそとソレで一人組み手をしていたように思えるが? それはそれ、これはこれ。 |
18 相手の癖って何? | |
こういう質問は、相手が気付いていない癖の方がいいんでしょうか? そうね──その方が私も聞いていて、驚くから、ソッチのほうが楽しいわ。 それでしたら……──どれにしましょうか……。 えっ、私、そんなにあるかしら、癖? 髪の毛を指先で弄っていたり、時々手を握ったり開いたりしたりとか──アリーナ様も気付いているかもしれませんけど、そういうのなら良く見かけますよ。 ふーん……やっぱりクリフトは、私のことをよく見ているわね! ──え、あ……そ、そう……ですね…………。 そういうクリフトの癖は、私も良く知っているわ。 照れてるときって、いっつもそうやって……襟元に手をやるの。 ──ね、当たってる? …………アリーナ様には、かないませんね……。 |
えーと、とりあず僕としては、この今のいちゃつきぶりを音声でしか送れないのが、非常に残念です。 ──っていうか、この、「ぅーわー……、砂糖吐きそう〜」っていう感覚を、共有できるのがピサロしかいないという事実が酷く辛い。 ……バカかお前は。聞かなかったらいいだろうが。 いや、聞きたくないけど聞きたいんだよ……。 ふん、人間はくだらんことを考えるな。 |
19 相手のすること(癖など)でされて嫌なことは? | |
そんな、とんでもありません。アリーナ様がされることでイヤなことだなんて──。 ほんっとうに、無いの? クリフト? ええ、ありません。──そういうアリーナ様は……私のすることでイヤだと思うことはありますか? 改善に努力させて頂きます。 んー……さっきも言ったこと以外は、ないわよ? クリフトが、私がイヤだと思うことをするはずがないじゃないの。 ──アリーナ様……。 |
んー……僕は、アリーナのことになると他のことが目に入らないクリフトがイヤだなー。 なんたって、何が何でもアリーナだったし──まだ、同じアリーナ様命でも、ブライさんの方がよっぽど周りを見れてると思うよ。 ──たかだが20かそこらで、世界が見渡せるほど落ち着いていたら、そいつの寿命は残りわずかだな……くだらなすぎて、殺す気も起きん。 でもさー、ピサロ? お前はそうやってロザリーさん以外どうでもいいって顔してるけど、(ここでピサロが睨みつけてくるが、まったく意に介さない)クリフトはピサロと違って、友人もいるんだよ。その友人を放っておいて、アリーナばっかり見てると、なんか友情崩壊って気がしない? ──なんでわたしが、お前の人生相談に乗らなくてはいけないんだ? ……えっ、なんで僕のことだって分かるわけっ!? ────────なんであの二人、漫才をしてるんでしょうね……? 楽しそうね〜。 |
20 貴方のすること(癖など)で相手が怒ることは何? | |
……思い当たることが色々ありすぎて、どれがどれなのか、サッパリ覚えてないわ。 でも、もう部屋の壁は蹴破ったりしないから、安心してね、クリフト。 そうですね──もう、堂々と城門から出て行かれますからね、アリーナ様は。 ……………………クリフトだって、一緒に行くじゃないの。 それは──……うっとうしいなら、これからはやめますが。 ううんっ! せっかくクリフトとデートできるんだもん。やめるなんて勿体無いわ! ──……え、あ……はい──そうですね。 うん、また一緒に色々なところに行こうね、クリフト。 はい、喜んで。 |
…………あっ、そういえば、聞くの忘れたわっ! 何をー? なんかもう僕としては、友人が嬉しそうに甘そうに微笑んでる顔見てるだけで、帰りたくなってきた。馬に蹴られそうでさ〜。 でもこれから出てくるキャラメルソースがけパンケーキバニラアイス添えも捨てがたい。 お前は食い気ばっかりだな……。 だって、山奥の村って甘いものっていうと、焼き菓子くらいしかないんだもん。 でも、この間行ったときに食べさせてもらった木苺のジャムはおいしかったわ! それもだけどさ、濃厚なバニラアイスに木苺を添えて、その上から木苺のソースを掛けると、もう最高〜v えっ、ウソっ!? いいなーっ、それじゃ、今度ブライにお願いして、たくさん氷出してもらってから、なんとか溶かさずにバニラアイス持って行くから、私も一緒に食べるわっ! いいよ。それなら僕が木苺とソース持って、コッチに来るからさ。ソッチの方がいいじゃん。 それもいいけど、でもユーリルの村でピクニックみたいに青空の下で食べるのもいいと思うのっ! いいなー……木苺狩り。また行きたーいっ! …………お前、何か聞きたいことがあったんじゃなかったのか? あっ、そうだったわっ! 私、クリフトがすることで、私が怒ることっていうのを、クリフトの口から聞いてないわ。 ──そんなの、アリーナが一番良く知ってるじゃないか。 それはそうだけど、クリフトの口から自覚しているかどうか聞きたかったの! ──ねぇ、クリフト、どうなのっ!? ──────はい? 何がですか? ………………………………………………。 ……………………………………………… ……いや、だからさ、お前が深夜、教会で若い女の人の悩みを親身になって聞いてたりとかー、自分の怪我を省みず、アリーナのことをベホマしたりとかー、……無理して体壊したりとかー…………そういうことだろ、だから? え……? そうですね……無茶をすることに関しては、気をつけますね。 ………………自覚、してないな。っていうか、何のことなのかサッパリわかってなさそうだな。 …………ええ…………たぶんそうだろうと思ってたけど……。 |
21 二人はどこまでの関係? | |
恋人同士なの! 幼馴染で、主従で、相談役で、仲間で、──えーっと、とにかく色々あるけど、いろんな意味で一番よ。 アリーナ様──私も、いろいろな意味で、アリーナ様が一番ですよ。 ありがとう、クリフト! うふふ、私って、世界一の幸せ者だわ。 ──それは私の台詞です……アリーナ様…………。 |
…………これはそういう設問なのか? んー……そこで手を取り合って見つめあいモードに入っている二人のアツアツぶりから、想像してもらうしかなさそうです。 ──おまえ、代弁役だろう? 何か言うことはないのか? え……何か他に代弁することってあるの? とりあえず、ピンクオーラがまぶしいから、別のテーブルに移ろうかと真剣に考えてるところだけど。 …………………………役に立たんな、貴様は。 |
22 二人の初デートはどこ? | |
初、デート──初デート。んー……クリフトと一緒に出かけることはたくさんあったわよね? 昔は良く、お城の裏庭とか、屋根の上とかに一緒に昇って遊んだわ。 そうですね、あの頃からアリーナ様は元気でいらっしゃいましたよね。 最近二人で出かけたのって、サランよね? 一緒に道具屋に行ったわ。 それから、移民の町にも顔を出させていただきましたし……結構出かけてはいますよね? あとは、えーっと……旅の間だと……たいていみんなで一緒に行動していたけど、クリフトと一緒に買い物に出かけることも多かったわよね。 そうですね、普通に町を一緒に散歩したりもしましたよね。 あら、それは町中だけじゃなかったわ。 そうでしたね──。 うん、どれも楽しかったわ。……クリフトは? もちろん、アリーナ様のお傍に居て、楽しくないはずがないじゃないですか。 |
いや、だから、二人のデートの行き先じゃなくってとかじゃなくって、初デートなの、初デートーっ!! あぁっ、もうっ! なんでこの二人は、こうも質問の意味を理解してないんだろー……いや、絶対クリフトは意味を理解していて、あえて口にしないんだ、そうに違いない。 意味があるのか、それは? クリフトのヤツ、自分がアリーナに告白したのを僕達に知られたくないんだよ……っ。初デートがイツだなんて言ったら、イツ告白したのかバレルしさ。 ……それは、それほど重要な意味を持つことなのか? うん、からかわれるのは必須だし! ついでにマーニャたちと僕とで、イツ告白したのかって、賭けてるしっ! 旅の後か最中かで倍率が……っ。 ………………ユーリル?(にっこり) 今、何とおっしゃいました? …………………………………………… ……………ぁぅ。 ……自業自得だな。 |
23 その時の二人の雰囲気は? | |
いつもクリフトと一緒に居ると、とても楽しいわ。それに、ホッとするの。──何があっても大丈夫だっていう、安心感があるのね、きっと。 私は──いつもアリーナ様の傍に居るだけで、幸せですし……それに。 それに? …………いいえ、なんでもありません。 |
くっそー、クリフトのヤツ、思いっきり抓るから〜! あーあ、顔が赤くなってる。 良かったな、男前度が増して。 しれっとしてそういう突っ込みはむかつく……っ。 そんなことで怒っているよりも、自分の役目を果たしたらどうだ? そりゃ、そっくりそのまま返してやるよーっだ! わたしは役割りを果たしているだろう? お前の突っ込み役の。 ………………………………えーっと、そうそう、二人の初デートの時の雰囲気だよなー? それは多分、いつも一緒だと思うけど。付き合ったからって、緊張するとかそういうのがあるわけじゃないんだよな、二人とも──だから、アリーナに無邪気に「付き合ってるの」って言われるまで、誰も気付かなかったし……っ。 それはそれでどうかと思うぞ、お前ら。 っていうか、それっくらいいつもと変わりないんだよ、二人ともっ! ただ、ちょーっと最近イチャイチャしすぎに見えるなー、程度にしか思ってなかったの!! ────…………で、その二人のデートの雰囲気は? ……ぁっ、そうそう。 なんていうか、いっつもお互いしか見えてなくて、浮かれてはしゃぐアリーナを、幸せそうにクリフトが見てるんだ。 |
24 その時どこまで進んだ? | |
みんなと一緒だったけど、旅は世界中を回ったわ! だから私とクリフトは、一緒に世界一周したことになるのよね? そうですね、そういうことだと思いますよ。 |
クリフト……絶対、真面目に答えるつもりはないな……っ。 アリーナは天然ボケボケだしな。 あー……えーっと、少し前の発言を見たところ、多分キスくらいは済んでると思うんだよな。 クリフトのことだから、初デートでキスまで進むってことはないから──手を繋いだくらいじゃないの? |
25 よく行くデートスポットは? | |
クリフトの部屋! ……アリーナ様……それはそもそも、デートになりませんよ……。 そう? でも私、朝は一番にクリフトの部屋に居て、そのままクリフトがお仕事しているのを待っているわ。──たまにそのままクリフトのベッドで寝ちゃうけど。 ──アリーナ様……私が仕事をしている間は、きちんとご自分のお仕事をしてくださいって……そういいませんでしたか、私は? …………あ……えーっと……えへへ。 ──私に会いに来てくださるのは、本当に嬉しいですけど……ご公務はしっかりとこなしてくださいね? はーい。 |
…………外交の仕事とかで、クリフトと一緒に行くのは、すっごく楽しいから、好きなんだけど──色々一緒に回れるし、旅をしていたときのこととか、たくさん話すの。 あ、でも、クリフトの部屋が嫌いなわけじゃないのよ? …………私は、どちらかというと、わたしの部屋の方が困るんですが……………………。 ………………へー………………。 ………………ユーリル………………。 堅物堅物と言われていても、所詮お前も男か。 …………ピサロさん………………っ。 ……え、何? 何の話?? あ、アリーナ様、もう紅茶がありませんね。今お入れいたします。 ありがとう、クリフト。クリフトの淹れてくれるお茶はおいしいから、大好きv |
26 相手の誕生日。どう演出する? | |
アリーナ様の誕生日は……旅の間は別ですが、お城に戻ってからは毎年盛大なパーティが催されますから、特別演出に凝ることはありませんね──……できる限り、一番初めにアリーナ様に感謝の言葉と、プレゼントをお渡ししたいとは思っていますが……成功確率はいつも半々です。 私も、クリフトの誕生日は、一番初めにおめでとうって言いたいのっ! なのに、お城ではいっつも、司祭様に先を越されてしまうのよ……旅の間は、いつも一番のプレゼントもあげたし、おめでとうもいえたのに……やっぱり、朝言うんじゃなくって、夜言うしかないのかなー? 日付が変わるときに。ね、クリフト? ……………………あ、ぃえ…………それは…………困ります。 え、どうして? ──────アリーナ様………………(困惑)。 |
旅の間のアリーナの誕生日は、他の誰の誕生日よりも豪華だった。うん、料理と言い、デザートと言い──あ、でも、プレゼントはそれほど豪華ってわけじゃなかったな。 で、クリフトの誕生日は、みんなで色々準備したりしたんだよなー……すっごくアリーナが張り切ってて。 そうなんですか? うん、ほら、アリーナも──僕もだけど、いつもクリフトにしてあげられることって無いだろう? だから、そうやってクリフトのために何かしてあげれるのが、すっごく嬉しかったんだと思う。 ────…………アリーナ様…………。 ………………ね、ところでピサロ? ……なぜわたしに話しかけるんだ? だって、ユーリルとクリフトはなんだか男同士のお話し合いしてるんだもの。 どうしてクリフトの誕生日を、夜言っちゃダメなのかしら? 分かる? 分からないお前も、どうかと思うぞ。 |
27 告白はどちらから? | |
私からよ。 ……………………ふがいなくてすみません。 え、何? 突然? あ、いえ、多分十中八九そういわれるだろうな、と思ったので、先に言ってみただけです。 |
確かにふがいないなー……でも、クリフトらしいや。どーせアリーナが言わなかったら、一生黙ってたんだろうし。 …………って、何!? それじゃ、アリーナが先にクリフトに告白したってことか!? いつ、どうやって、お前、クリフトがそういう意味で好きだって気付いたんだよっ!!? ──そういう意味って……うーん、違うのよ。クリフトが、私から離れていこうとしたから、それはイヤだって引き止めただけなの。 それから、どうしてイヤなのかなー、ってクリフトと話しているうちに、こう、ストン、って……あぁ、私、クリフトが一番好きだって思ったの。 …………それ、アリーナから告白って、表現できるのか? ────────あら、ソレで言えば、「女性として好き」だって言ってくれたのは、クリフトの方が先かも…………。 ………………へー………………。 …………その視線は、どーゆー意味ですか、ユーリル……っ! べっつにー? |
28 相手のことを、どれくらい好き? | |
居なかったら、寂しくて困るくらい、スキだわ。 ──それ、先ほどおっしゃっていたアリーナ様が私に伝えてくださったお言葉ですね。 うん、そうとしか表現ができないの。だって私にとって、クリフトが傍に居てくれることは、呼吸をするよりも当たり前なんですもの。 ……あ、でも──クリフトは、困る? とんでもありません! ただ、嬉しくて……はい、嬉しすぎて、困ってしまうくらいです。 私は──そんなあなたが……心から………………。 |
好きなんです、と……ふぅっ! クリフトの心の代弁役も、なかなか板についてきたよなー、僕♪ それは普通に代弁などしてもらわなくても分かると思うんだが。 分からないじゃん! だって、アリーナとかは、「え? 何? 心から……何?」とか聞きそうだしっ! |
29 では、愛してる? | |
──……////。……うん、これが、マーニャたちが良く言う、燃えるような愛とは違うような気がするけど、でも……クリフトを愛して幸せだと思うくらい、愛してる。 すごく、幸せだわ。 わたしは……今のわたしを作るすべてが、あなたを愛し……あなたに愛されてきたことだと、そう思います。 だから……このわたしの全てが、あなたを愛しいとそう思っています……アリーナ。 …………クリフト。 |
見つめあいモードに入ったので、とりあえずコッチはおとなしくケーキをつつくしか……っ。 …………って、オレンジジュースがもうないじゃん。 クリフトー、ミルクティ飲みたい。 …………………………………………… …………………………………………… …………はい、少しお待ちくださいね。 アリーナ様はどうなされますか? えーっと……キャラメルティが飲みたいわ。 はい、ただいま。 ………………おとなしくケーキをつつくとか言いながら、そうやって邪魔をしていたら、厄介者扱いされても文句は言えないと思うぞ? え、何の話だよ、ピサロ? ──ったく、天然ボケ勇者が。 |
30 言われると弱い相手の一言は? | |
うーん……クリフトに勝てないなぁ、って思うのは、本当にいっつもなのよ? 多分、クリフトと闘って勝ててることって言ったら、戦闘くらいのものじゃないかと思うの。それでも、集団の敵とかになると、絶対クリフトの方がうまくあしらっちゃうし……。 いえ、あの……アリーナ様、そういうことじゃないと思うのですが──。 え、そうなの? でも、クリフトに負けちゃうことって何? って言う質問でしょう? 結局のところは。 ────あ、いえ…………まぁ、そうですね。 私は──やっぱり私も、いつもアリーナ様には負けてるなぁ、って思いますね。 そう? ええ、いろいろな意味で──。 |
んー……ミルクティにはやっぱり砂糖だよなー。 キャラメルティにミルクを入れてもおいしいわよ。私、この香がすっごく好きなの。 コッテリしたもの食べてると、なんかアッサリしたもの食べたくならない? ゼリーとか食べたいわね。 うん、果物がどっさり入ったヤツな。 ………………………………先に言っておきますけど、ティータイムにこれ以上ケーキやフルーツを食べることは、感心しませんよ? …………ダメ? クリフト? ダメです。 どうしても、ダメ? ダメです。 ………………ユーリル、やっぱり私、クリフトが私に負けてるって言うのは、間違いだと思うの。 うーん──二人っきりのときはまた別だとか、そういうんじゃないのか? うーん……あんまり変わらない気がするわ、やっぱり。 |
31 相手に浮気の疑惑が! どうする? | |
クリフトが浮気? うーん……ユーリルたちと一緒に、あとをつけるわ……っ。 ありえないと思うのですが──えーっと……私の場合は、そうですね、アリーナ様がそのようなことをすることはないと思うのですが──何せウソの下手な方ですから──、もし、そうだとしたら……どうしてそうなったのか、原因を確かめた上で、その原因次第で行動するんじゃないかと思います。 夜も眠れなくならない気にならない? ……なりますよ、気になってしょうがなくて──ええ、そうですね……私も、アリーナ様の後をつけちゃうかもしれませんね。 あ……ふふ、おんなじね。 ええ、おんなじですね。 |
このカップルはわからん。なんでそこで同じなのに笑いあうんだ? アリーナとクリフトだからだろ。 ま、ドッチも結局、そういうのがありえないとか思ってるんじゃないのー? ………………クリフトの場合、結構自虐的なところが入ってるから、どうかな、とは思うけど。 |
32 浮気を許せる? | |
ぜったい、ダメ。もしそんなことしたら、どうなるか分かってるわね、クリフトっ!? だから、ありえませんって言っているのに…………。 でも……でも、もし、それがちょっとした出来心の浮気なんかじゃなくって、クリフトが私に愛想を尽かせて……本当にその人のことが好きになったんだったら────私のほうが、浮気、になっちゃうのかなぁ? …………アリーナ様…………。 ……………………私は、生涯アリーナ様だけを思うと……そうお誓いした言葉に、ウソ偽りはありません。 どうか、このクリフトを信じてください。 信じてないわけじゃないのよ? ──でも、不安に思うの。 幸せだと思えば思うほど、幸せすぎて不安なの……贅沢だね。 ────ええ……けれど、それは私も良くわかりますから……。 |
多分クリフトは、アリーナが浮気したら、ニッコリ笑って相手をヤル……そうに違いない…………っ。 なら、最初にお前が殺されてもおかしくないんじゃないのか? え? なんでそこで僕になるんだよ? 僕は別にアリーナの浮気相手じゃないぞ? いや、一番仲がよさそうな異性は、お前じゃないか。 だから、浮気になるなら、お前だろうと思ったんだが──違うのか? 違うっ! 絶対違いますー! ……だからお願いだからクリフト、そこのパンケーキを切るナイフを握り締めるのはやめてください、冗談でも怖いです、ホントに。 は? 何のことですか、ユーリル? 人がせっかく、あなたの御所望のキャラメルソース掛けパンケーキバニラアイス添えを用意してあげてるのに。 さらにオマケにバナナもつけちゃってるのよ! 豪華よねっ! …………あぁ、なんだ……聞こえてなかったのか…………ホッ。 |
33 相手がデートに1時間遅れた! どうする? | |
うぅーん……誰かに捕まってるのかな、とか、何かあったのかな、って心配して──たぶん、迎えにいっちゃうかな、私は。 でも、クリフトが約束に遅れることって、滅多にないわよね? あったときは、本当によっぽどの時だわ。 アリーナ様も、時間には正確な方ですから、滅多に遅れることはありませんけど……もし本当に1時間も遅れたのでしたら、心配で……誰かに言付けてから、様子を見に行きますね、きっと。 あ……そうよね、言付けておかないと、入れ違いになっちゃうかもしれないわよね。 |
ちなみにクリフトは、アリーナ絡みで、僕との約束を破ったことが右手で数え切れないくらいあります。 やっぱりこれは、友情の崩壊かなー、とか。 だが、お前も普段はいつも遅刻してばかりなのではないか? 今日のこの集まりも、お前だけ……。 あれは、だから、間違えてルーラをサランにしちゃったから、その分の時間配分がずれたんだって、イイワケしたじゃないか! イイワケだと自覚しているのか。 ……う…………はい、そーです。 |
34 相手の身体の一部で一番好きなのはどこ? | |
クリフトの体で一番好きな場所──私は、手、かな? いっつも私の怪我を癒してくれる手。暖かくて、優しくて──どこを触られても、安心するの。 ────どこ……って…………。 あ、いえ……こほん。 私は、アリーナ様の眼が一番好きです。 強い意志を宿す眼が……見ているだけで、私に力を与えてくれるような気がするんです。 |
クリフトの手、冷たいよ? ──うーん、そういうんじゃなくって、なんて言ったらいいのかしら? ──あっ、こんな感じ? ホイミ。 あったかいけど、そうじゃないの。ユーリルのホイミは、確かに暖かくて優しいけど、クリフトのはこう、胸にキュ、って来るのよ〜。 うーん…………クリフト、僕にちょっとホイミしてみてー? ………………はぁ、別にいいんですけど────ホイミ。……これでいいです? …………うーん……やっぱりわかんないや。アリーナ特別なんだな、きっと。 |
35 相手の色っぽい仕種ってどんなの? | |
──アリーナ様の……ですか…………。 クリフトはね、悩んでるときに髪を掻き揚げる仕草が、すごく……ドキドキする。 ──……アリーナ様………………。 …………私は、アリーナ様の──少しはにかむような笑顔に、ドキドキします。 |
あ、そうそう。マーニャから、この設問にきたらこれをアリーナに読んでやれって、手紙渡されてたんだっけ。 え、何々? ……えーっと……『既成事実を作りたけりゃ、クリフトと2人っきりの時に、クリフトが言った台詞を行動しなさい』だって。 ……きせいじじつって、何? …………なんだろー? 帰省時日? ………………お前ら、バカか? |
36 二人でいてドキっとするのはどんな時? | |
ドキッってするとき……さっきの質問と、どう違うのかしら? …………そうですね……ただこちらの設問は、2人のとき、というのが限定でつくようですね。 私は、それじゃ──さっきと違うドキドキを考えてみるわね。エーット……今はあんまり見ることができないけど、お風呂上りに髪を拭いているところもすごく好き。 宿で2人っきりの時に、クリフトが自分の髪を拭いていると、なんだか落ち着かないの。 そうですね──私は……2人っきりでいるときに、じ、と見つめられると……ドキッとしますね。 |
いや、それ以前にさ、クリフト? 2人っきりで風呂上りに髪拭いてるって時点に突っ込めよ、ふつーに。 ……あ、いえ──でも、あのときは宿に備え付けの大浴場をお借りしていたわけですし、ユーリルがマーニャさん達と話していたりとかすると、こう、姫様と2人っきりになったわけですし。 いや、それでもやっぱり、年頃の男女が風呂上りに同じ部屋にいる状況というのが、いけないと思うんだよなー…………。 …………とか言っているが、ユーリル? おまえもしょっちゅう、アリーナたちの前で上半身裸で髪の毛を拭いていたような覚えがあるが? ………………──────突っ込むなよっ! 初めて僕がクリフトにしたり顔で説教できるチャンスだったのにっ! あ、でもそうよね? ユーリルったらよく、お風呂上りに私の目の前で着替えていたわ。 ………………ユーリル………………。 あ、いや、あの……ココは、喧嘩両成敗? ………………用途が違います。 |
37 相手に嘘をつける? 嘘はうまい? | |
うーん──昔は嘘をついて、クリフトに怒られるのを避けようとしてたこともあったけど、無駄だって分かってるから、今はもうしないわ。 だって、クリフトったらすぐに見破っちゃうんだもの。 それは、アリーナ様も同じですよ? ──それに、私はアリーナ様に嘘をつきたいとは思いませんし、つきたくもないですけど……? ……うっ……そ、それは、私も同じよ? うんっ、嘘はつかない。つきません。 ──はい。 |
────クリフト、確かに嘘はつかないかもしれないけど、ごまかしはよくしてるよーな気がする。 そしてお前たちはしょっちゅうそれにごまかされてるな。 …………う。 どーせ単純だよ、僕もアリーナも! |
38 何をしている時が一番幸せ? | |
一緒にいるとき。 一番好きなのは、クリフトにギューッって抱きしめてもらうとき。体中が暖かくて──耳からクリフトの心臓の音が聞こえるの。なんだかそれに溶けちゃいそうで──すごく、幸せだなぁ、って思うの。 ──そうですね……私も……アリーナ様を抱きしめていられるときが、一番、幸せかもしれません。 あぁ……でも、アリーナ様と一緒にいること事態が幸せで──甲乙なんてつけられませんけどね。 |
2人でいると、いっつもラブラブモード満載なんだよなー? そう、初めて会ったときからそうだった。 この2人、一緒にいると、あっと言う間に2人の世界に入っちゃってさー、クリフトはアリーナ以外見えてないし、アリーナはクリフトがいて当たり前だと思ってるし。 ……今と何が違うんだ? うん……まぁ、確かに、何も違わないけどさ。 |
39 ケンカをしたことがある? | |
あります、ね。 ええ、あるけど──本当に些細な喧嘩よね? ……アリーナ様に口を聞いてもらえなかったことは、私にとってはぜんぜん些細じゃないですよ? それを言ったら、クリフトが怒って私に義務的なしゃべり方しかしてくれなかったときも、些細じゃかったわ、すっごく哀しかったもの。 |
……あるのか、この2人でも。 うん、旅の間も、くだらない言い争いとかしてたけど。 だいたいが、アリーナが怒って拗ねて、クリフトを1日無視するとかそういうの……でも、それでも……あんまり無かったかな? 一ヶ月に一回見れたらいいほうなくらいの頻度だぜ? |
40 どんなケンカをするの? | |
私が一方的に怒って、クリフトがソレを聞いてくれなくて、怒った私がクリフトに口を利かないの。ほとんどがそのパターンだわ。 えーっと……例えば、あんまりにもクリフトが『屋台の食べ物は食べてはいけません』とか言ってうるさいから、夜まで口を聞かないとか。 ──……後は、私が一方的に怒って、アリーナ様が無茶ばかりおっしゃると、必要最低限のことしかしてさしあげなかったりとか、そういうのでしょうか? |
おっ、やっと40問目かー。あと10問だな、10問。 ということは、もうこれが食べ収めかー。 よく食べたな、お前。 |
41 どうやって仲直りするの? | |
うーん……たぶん、無視されたりしたほうが、その状態に耐えられなくなって謝るの。そして、無視したほうも謝るのだけど──大抵クリフトが先に折れているような気がするわ。 アリーナ様も、ご自分に非があるときは素直に謝ってくださいますよ。──私がすぐに謝ってしまうのは、自分に非があるからではなくて……アリーナ様に口を聞いていただけないのが、とても哀しいからですから。 |
でもなー、ケンカしてるとか言いながら、いっつもお互いを気にしてるんだよな……。 ──それが普通だろう? ……うん、そうなんだけど。 特にクリフトが落ち着かないから、できることなら皿を割る数が増える前に、とっとと仲直りしてこいっ、ってマーニャに背中を押されるのが多かったと思う。 |
42 生まれ変わっても恋人になりたい? | |
生まれ変わり……って、何、クリフト? はい、そうですね──亡くなられた後に、魂が肉体から抜け出すということは、アリーナ様もご存知ですね? うん、魂は空に召されて、神様の下で幸せに暮らすのよね? 良い行いをした人は、天国に、悪い行いをした人は地獄に行くんだわ。そして、悪い人の中にもいい人が居たら、神様が蜘蛛の糸をたらして天国にいけるように試練をお与えになるのよね? ────…………微妙に違う宗教が混じっているような気がしますが、大体、間違ってはいません。 その召された魂が、死ぬ前の記憶も罪も全てキレイに洗い流された後に、新しい肉体を授かるんです。 新しい肉体? ええ、まったく別の人物・人格として、赤ん坊に……時には人ではなく、動物や虫になることもあるといいます。これはそもそも、とある宗教の六道の精神より始まった考えでして、人は皆、魂の輪廻が……。 死んでから、新しい人生があるの!? すごくステキね、それ! 私、生まれ……えーっと……生まれ変わり? なら、鳥になりたいわ! どこまでも自由に空を飛んでいくの! …………そうですね……アリーナ様には、とてもお似合いですね。 クリフトも、一緒に鳥になりましょうね! ……アリーナ様? 生まれ変わっても、ずーっと一緒よ、クリフト! ………………、はい…………。 |
なんでクリフト、説教なんて始めてるんだよ? 説教ではありませんよ? 説法です。 ……ワケわかんないのは、ドッチも一緒じゃん。 あれ、分かりませんでした? それなら、図解付きで説明しますね? よろしいですか、そもそも始まりは、人間の体の構成が肉体と魂から成り立つという、考えが発生したことから始まるのですが、つい最近、これが論理的に証明されたという研究結果が発表されまして、それによると、人間が死ぬ前と死んだ直後では、体重が違うということが分かったらしいのです。つまり、その差こそが魂の重さであるとされ……。 いやっ、いいですっ! もういいです、クリフトっ! そういうのは、アリーナの講義の時間にやってくださいっ! ──そうですか? でも、ユーリルが理解できないって言いますから……。 いいっ! ほんっと、いいっ! 確かに旅の最中には、クリフトにもいろいろと勉強を教えて貰ってるから、だいぶ助かったけどっ、今はいいっ! はぁ……じゃ、また今度、参考書を持ってきますから、それで説明いたしますね。 ………………逃げられないのか、僕は……っ。 |
43 「愛されているなぁ」と感じるのはどんな時? | |
ユーリルに向ける笑顔よりも、ずーっと幸せそうにクリフトが微笑んでくれた時! あと、私のことを、本当にちゃんと見てくれてるな、って思うとき。それから、すっごく忙しいのに、私のことでキチンと時間を割いてくれるとき。それから…………えーっと…………………………たくさんありすぎて、言い切れないわ。もっと、言った方がいいかしら? アリーナ様──それくらいでよろしいですよ。 え、そう? んー……少しいい足りないかしら? …………私は、そうアリーナ様がおっしゃってくださると、とても愛されていると…………こほん、いえ、なんでもありません。 |
は? 何言ってるんだよ、この2人は。 どっからどう見ても、いっつもいちゃついてて、愛し合ってるなー、以外の何者でもないじゃないか! あぁ、確かに、初めて共に食事をとったときには、ロザリーも驚いていたな。 まさか、頬についたソースを、拭ってやるということまでしてやるとは思っても居なかった。 いや、っていうかソレ以前にさ、ナプキンをアリーナの脚の上に広げてやるところ自体が、おかしいとか思わないのかっ!? なら聞くが、風呂上りに髪の毛を拭いてやるのは、従者の仕事なのか? 本当に? それならなー……っ! ………………何をあの2人は、さっきから叫びあっているのかしら? ──さぁ、どうしたんでしょうね? |
44 「もしかして愛されていないんじゃ・・・」と感じるのはどんな時? | |
………………私を放っておいて、司祭様と一緒にずーっとお祈りしているとき。 アリーナ様──……。 ……あと、私に何も言わずに、一人でサランの教会に行ったっきり、夜まで帰ってこなかったとき。 あれは、早朝に突然出かけることが決まってしまって──伝言はお願いしてあったじゃないですか……。 それから……。 ……アリーナ様……。 ────なぁーんて、ウソ。 ──姫様? 怒ってないわよ? ただ、ちょっと……さびしかっただけなの。 さすがに、そういうのが続くと、愛されてないかな、って……少し自信がなくなったりするんだけど。 ──アリーナ様、すみません……そんな風にアリーナ様を不安にさせていたなんて。 アリーナ様──どうかそんな風に不安に思わないでください。何をしていても、私はいつもアリーナ様のことを想っていますから……。 ううん、いいの、クリフト──クリフトのお仕事が忙しいのは、私もきちんとわかっていることなのよ? …………そうして……物分りのいいフリをされてしまうと、それはそれで、私はさびしいですけど、ね。 |
ない。それははっきり言って、この2人に限って言えば、ない。 なんていうか、一緒に居なくても、お互いがお互いのことを考えているのv っていう代名詞ジャン、クリアリって言えばっ! ──そうなのか? そうなんだよ! お前も見てきて分かるだろうっ!? お互いしか見えてないってワケじゃないけど──、さ。 確かに、ただの痴話げんかのようにしか思えないな。 ケンカじゃなくって、ただの痴話騒ぎっ。 たまにはうまい表現をするじゃないか、ユーリル。 |
45 貴方の愛の表現方法はどんなの? | |
ギュッ、て、抱きつくわ。 ──……はい、抱きつかれます。 あの……アリーナ様、普段は出来れば、それは止めていただくと嬉しいんですけど。 …………イヤなの? いえっ、イヤなんてとんでもありません! ただ、やはり……アリーナ様、人前で抱きつかれると、困ります。 ……困るの? はい、困ります。 ──うーん、クリフトの愛情方法は、難しいわねー? ………………いたって普通だと思うのですが。 |
アリーナがハグハグすると、クリフトはいっつも手のやり場に困ってる光景を見かける。 たぶんアレ、2人っきりだったら、腰に回ると思うんだけどさー。 …………おい、ユーリル? ちなみにピサロは、いっつも僕たちの前だろうとなんだろうと、気にせずロザリーさんの腰や肩を抱き寄せます。こないだ、あんまりにもソレが頻繁なので、マーニャがコッソリ、『ロザリーの腰と肩に、手をまわした瞬間にバッチーンって行っちゃうネズミ捕り仕掛けとこうかしら。』とか言ってたくらい。 ──────その件については、後でたっぷり聞くとして、……一つ聞きたいんだが。 珍しいな、いっつも『貴様に聞くことなどない』とか言ってるくせに。 ──アリーナが抱きつくのは、クリフトだけではなく、お前や踊り子にもだったと思うが? …………ギュ、の種類が違うんだよ、きっと。 |
46 もし死ぬなら相手より先がいい? 後がいい? | |
…………難しい、質問ですね。 私は、クリフトよりも後がいいわ。 だって、クリフトはきっと、私が先に死んじゃったら、すっごく気落ちして、あっと言う間に後を追ってきそうなんですもの。心配で、死んでいられないわ! ──アリーナ様…………(苦笑)。そんなことは、ないですよ? 本当にそう言い切れるの? クリフトは、私が先に死んじゃっても、生きていける? そんな風に言わないでください──アリーナ様。 先にあなたが逝ってしまうことがあったとしたら、私は心引き裂かれるほどに悲しいと思うでしょうし、逆に私が先に逝くことになっても、泣いてばかりいはしないかと、私のほうも心配でたまらなくなってしまいます。 …………クリフト。 でも、私は──あなたが、最期の瞬間まで幸せに生きてくれれば、私は、私の最期の一瞬まで、一生懸命生きていけると誓いますよ。 ──あなたにもう一度めぐり合うために、私は、誇れる私でありたいから。 …………なら、ドッチでもいいわ。 ──だって私も、本当は……クリフトを看取るのも、看取られるのも辛いことには変わりないと、そう思っていたから。 |
すごい質問だな……コレは。 ────────くだらんな。 くだらなくてもさ……結構コレって、痛いよな……。 ………………────────。 先に逝かれるのは、辛いよ、やっぱり。 起きても寝ても居ないのに、それでも僕は生きていくんだ。 ………………そういう思いは、して欲しくないな、2人には。 ──なら、無理心中でもさせておけばいい。 …………あぁ、そうだな……。 ──残されるくらいならいっそ、一緒に死んでしまえばいいと思ってた。 ………………だから、そのことでは感謝してるんだぜ、ピサロ? ──。 お前は、僕の前に顔をさらしてくれてた。 ………………だから、僕は。 お前を憎むことで……生きることが出来たんだから。 ──────────結局は、もう、何を憎み、誰を恨んでいいのか、分からなくて……憎み続けるのは難しいと、そう思い知らされただけだったけど、さ。 |
47 二人の間に隠し事はある? | |
ないわ。 ──はい、そうですね、今はありませんね。 今は? ……昔は、この想いそのものが、あなたへの最大の隠し事でしたから。 …………そうなの? はい。 |
いーや……ほかにもクリフトは隠し事があると思うなぁ。アリーナは、隠し事をしようとしても、すぐにクリフトに見つかるから、もう隠すという行為自体しないけど。 ──で? は、で、って何が? 神官の隠し事は何だと聞いているんだ。 ……さぁ? ……………………。 いや、だってさっ、クリフトってポーカーフェイスだし、分かりにくいんだもんっ! |
48 貴方のコンプレックスは何? | |
うぅーん……やっぱり、身軽で体が小さい分、どうしても腕力が男の人にかなわないってことかしら? ある程度は、力が足りなくても、技やツボでカバーは出来るけど、どうしても組み手を交わしていると、腕力が必要となってくることがあるのよね。 そんな時、力が欲しいと、心から思うわっ! ────……そんなことを言われると……アリーナ様……ビンの蓋を開けるのを、あなたに頼んでいる私の立場は一体………………。 え? クリフトは頼んだことはないじゃない? いっつも私が勝手に空けているのよ? いえ、それはそうですが…………。 ………………いまさら体を鍛えても、きっと遅いんだろうなぁ……はぁ。 |
クリフトのコンプレックスだったら分かる。 アリーナを守りたいと思っているのに、結局武術戦になると、守られて後方支援しか出来ないこと。 ──……だがアイツは、魔法力を持たぬ戦士や武道家にとったら、ひどくありがたい存在だろう? そのための術をすべて身に付けている。なぜそのことにコンプレックスを持つ必要がある? そりゃ、攻撃力も魔法力もあるピサロだからわかんないんだよ。 でも、クリフトらしくて、僕は好きだけどな……アリーナも、きっと同じだと思う。 人を、傷つける力は……最後の手段以外は持たないところが。 |
49 二人の仲は周りの人に公認? 極秘? | |
本当は、秘密にするはずだったんですけど──なぜか、気づいたら皆さん知ってらしたんですよね……。 お城中の人から、ようやくか、おめでとう、なんて言われて……。 え、どうして極秘にする必要があるの? みんなに祝福されて、みんなに喜んでもらえて、私、すっごく嬉しかったのよ? ──アリーナ様でしたか………………。 |
…………えへv …………ユーリル、なぜそこで、酷く不自然に笑うんですか? いーや、別に何もー? ──まさか、あなたも一緒になって、噂をばら撒いていたんじゃないでしょうね……っ!? んー…………いや、あの、えーっと……ちょっとだけ……ブランカの王様が、自分のところの王子をアリーナに紹介しようとか言ってたから、…………言っただけで。 ──で、どうして諸国に蔓延していたりするんですか? んー……たぶんキングレオではマーニャとミネアだと思うし、そーいやライアンさんも、国王に聞かれて答えたって言っていたような──ぁっ、トルネコさんがモニカ姫に教えたとか言っていたような気が……ってことは、リック王子も知っているわけだし…………。 ………………ぜ、全員ですか……容疑者はっ。 いいじゃん、別に〜、隠すことじゃないんだし。 ────────………………それは、そうですけど………………。 だからって、……姫様が真夜中に私の部屋に遊びに来るのを、黙認されてしまうのも、何か邪推されてるようで、イヤなんですよ……もうっ。 |
50 二人の愛は永遠だと思う? | |
えっ、もう最後の質問なの!? 早かったわねー……。 そうですね、アリーナ様と一緒に居ると、いつも時間の経過が早いです──はぁ。 そうねっ! 楽しいからかしら? ──……そうですね。 ……で、えーっと、最後くらいはビシっ、と決めないとね! 愛は永遠だと思う? って質問よね……うん、えーっと………………────永遠っていうか、ずーっとこれからも一緒に居ると思うの。それって答えになるかしら? ──十分ですよ、アリーナ様。 私も、ずっと、ご一緒したいと思っております。 ……うん、これからもよろしくね、クリフト! はい、アリーナ様。 |
永遠って答えないんだ? だって、私たち自身が永遠に生きないじゃないの。 ──あぁ、なんだかんだ言って、アリーナって現実主義だよなー。 私は生涯アリーナ様のお傍に居るとお誓いしましたので。 でも、その誓いは姫にだけだわ。 …………もちろん、アリーナ自身にも……お誓いします──いつか遠くない未来……神様の前で。 クリフト──それって……。 ……もう少しだけ、待っていてください……私の心の準備が、できるまで……あなたのそばに立てる男として、私が自信を持つまでは。 …………クリフト………………。 ………………もう帰ってもいいのか?(←だいぶうんざりしている) …………うん、いいと思うよ………………。 |
最後にキャラたちから一言。 | |
んー……ご馳走様でした! はい、お粗末さまです。──キレイに食べてくださいましたね、皆さん。 とっても美味しかったわ、クリフト! このケーキ、どこで買ってきたものなの? この間、マーニャさんが教えてくれたお店ですよ。ほら、甘さも控え目で、あのライアンさんですら食べれたと言っていたお店です。 えっ、アレってモンバーバラじゃなかったっけ!? わざわざアリーナのために買いに行ったのかよ!? ────その、アリーナ様のものを、しっかり半分以上も食べたのは、どこのどちらさまですか、ユーリル? ……ふん、まぁまぁだったな。人間が作るにしては、まぁ、上出来だろう。 とーか言って、しっかりロザリーさんの分も包んでもらったくせにっ! しょうがないだろう、わたしはとにかくとして、ロザリーはロザリーヒルから出れないんだからな。 あぁ……そうですね……──いつか、エルフだとか、人間だとか、そういうの考えがない世界になればいいんですけど。 大丈夫よ、クリフト! 人生60年っていうもの! あと40年もあれば、移民の町をきっかけに、このサントハイムに足がかりは作れると思うわ! あ、そっか、移民の町かー……うん、そーだな。僕もあと40年、生きてる間に、頑張って山奥の村でそういう隔たりのない世界って言うのを作ってみようかな? マーニャとミネアも、ペットとしてスライムを飼っているって言うし。 ……いえ、あれは飼っているのではなく、住み着いているのだと思いますが──まぁ、ミーちゃんもスライムのスラリンさんと仲がいいですから、ソレを言えば……このお城でもスライムを飼っているということになるのか? クリフトが、ミーちゃんの分と、スラリンの分と一緒にご飯上げてるのよね? うふふ、この分だと、魔物にも悪い子ばかりじゃないって認識は、お城の中ではすぐに広がりそうよね──うん、まずはお城の中でそういう風に頑張れば、ロザリーさんをココに呼ぶことも出来るわねっ! クリフト、一緒に頑張りましょう! はい、一生懸命勤めさせていただきますね。 あ、僕も僕も〜。 あら、ダメよ、ユーリルは。 えっ、なんでそんな意地悪言うんだよ、アリーナっ!? お前とクリフトの2人から、間に挟まれて毎回毎回同じノロケ話を聞かされ続けたんだぞ、僕はっ! ──……所詮、ただのはけ口か。 嫌な突っ込みいれるなよ、ピサロっ! ? 何を言っているのか良くわからないんだけど、だってユーリルは、山奥の村の村長さんでしょう? 私とクリフトは、将来この国を背負って立つ身だもの、サントハイム城のことはしっかりと考えないとダメだわ。ユーリルに協力をしてもらうことはあるかもしれないけれど……。 …………アリーナ様? ……あの、なんだか今の響きは……私とアリーナ様で、この国を背負って立つように聞こえますので……。 だってそうでしょう? 私とクリフトが結婚したら、クリフト、国王にはなれなくても、殿下だもの。 ………………────────あ、りーな、……さまっ!? おおーっ、逆プロポーズ場面に出くわしてしまった。 ────どうしよう、ピサロ…………っ。 …………とりあえず、2人っきりにさせてやれ。 あぁっ、そうだなっ! うん、そうだ、そうだ……えーっと………………。 抜き足、差し足、忍び足…………って、あぁっ、もう、なんで部屋のど真ん中で見詰め合ってるんだよっ! 隣を通らないとダメじゃないか〜っ!! ………………──────窓が全開なんだから、ベランダに出て、ルーラくらい唱えろ、バカが。 |
おしまい〜○
やっぱり最後はプロポーズで締めないとね(笑)
ココまでお付き合い、ありがとうございました!
ちなみに51〜100の質問の答えは、ありません(笑)